「★★★」カテゴリーアーカイブ

感想メモ:一瞬で心をつかむできる人の文章術

一瞬で心をつかむできる人の文章術―1日たった15分10日間で上達!
一瞬で心をつかむできる人の文章術―1日たった15分10日間で上達!
  • 発売元: コスモトゥーワン
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2007/11

★★★☆☆

 文章をうまく書きたいけど、どう書けばいいかわからない。
文章を書くのがなんとなく苦手・・・

 そんな人のために、文章スクール主宰の著者が
うまく文章を書くためのコツやアイデアを書いている本。

 ストーリー仕立てで書く、5W1Hで書く、会話や心のつぶやきを入れるなど、
テクニックも色々と書いてある。
また、結論から先に書く、じらす、など構成についてもヒントが書かれている。

 しかし、である。

 結局文章がうまくなるには書くしかないのだ。
書くことを習慣にし、書くことが自然になるまで書くしかない。
1回の授業より100回書くことである。

 従って、一冊本を読んだところで即文章がうまく書けるようになるわけではなく、
文章を書くという習慣をいかに付けるか、というところが肝心である。
本書ではそこにあまりページは割かれてはいないが、長さは気にせず日記を書くことが勧められている。

 読後の感想は、タイトルはキャッチーだったなということだった。
期待しすぎたか。★3つ。

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感想メモ:心の動きが手にとるようにわかるNLP理論

心の動きが手にとるようにわかるNLP理論 (アスカビジネス)
心の動きが手にとるようにわかるNLP理論 (アスカビジネス)
  • 発売元: 明日香出版社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2003/10/31

★★★☆☆

他人がどう世界を理解しているかわかったら、
余計な摩擦や衝突も減るし、うれしいだろう。
自分がどう世界を理解しているかわかったら、悩みややる気をコントロールできて、
これまたうれしいだろう。

NLP理論とは、簡単にいうと上のようなものだと理解した。
同じ出来事であっても、認識の仕方が違えば全く別の経験となる。
この認識の仕方をパターン化し、自分や他人がどのパターンかに応じて
効果的なやり方を選択しよう、ということのようだ。

なんだか漠然とした感じだが、説明されている対象範囲もかなり広い。

例えば、

  • 目標設定
  • モチベーションアップ
  • 信頼関係をつくる
  • 説得・交渉
  • 苦手の克服
  • 時間管理
  • チームワークを強める

などなど。キーワードは以下の通り。

  • ラポール
  • バックトラッキング
  • リフレーム
  • チャンキング
  • エコロジーチェック
  • フィードバック
  • GEOモデル

いいこと言った!と思ったのは以下の部分。

  • 経験は五感を通してつくれれ、記憶されるのです。
  • これらをNLPでは「代表システム」と呼び、視覚・聴覚・体感覚(味覚・嗅覚・触覚)として扱います。
  • しかし認識が変わると、失敗した当時は消してしまいたいような経験であっても、楽しい経験として蘇らせることができるのです。
  • 「そして」「それでね」「それから」とつなげることで、未来へと話を向けることができます。
  • 尻込みしている自分に、目標を達成したところにいる自分から、サポートするように力づける呼びかけをします。

つまるところ、心理学的なノウハウ集の本と読んだ。
様々な利用法が紹介されているツールなので、汎用性は高い。
人間関係の向上に役立てるもよし、自分の性格を理解して
モチベーション管理に役立てるもよし。

上のキーワードは、下に挙げる他の本でも出てくるので、
どれか興味が湧く本を読めばよいかも。★3つ。

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感想メモ:プロ野球の一流たち

プロ野球の一流たち (講談社現代新書 1941)
プロ野球の一流たち (講談社現代新書 1941)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 798
  • 発売日: 2008/05/20

★★★☆☆

 野村克也、中西太、大野豊、古田敦也、東尾修、渡辺俊介、山崎武司、工藤公康。
そうそうたる顔ぶれに対するインタビューが可能なのは、
著者の野球界での知名度の為せる技なのだろう。

 各人が語る内容は深く、また互いに異なる部分が多いことも興味深い。
しかし私が最も強く感じたことは、やはり野村の野球に対する洞察の深さなのだった。

 野球好きなら、おもしろく読める部分が多いのでは。★3つ。

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感想メモ:経済学的思考のセンス

経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)
経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 819
  • 発売日: 2005/12

★★★☆☆

 「美男美女は得か」「賞金とプロゴルファーのやる気」
「年金制度」「成果主義」などを例に、
インセンティブなどの経済学的な考え方を説明している本。
しかし、このような手法で説明している本は、別段珍しくはない。

 思うに、この本のウリは、巻頭の小学生の質問への回答である。
タイトルの「お金がない人を助けるにはどうやって助けるの?」というのは、
小学生の質問なのである。
子供の素朴な疑問に、誠実に、かつ簡潔にわかりやすく回答している。

 他の経済学的な内容については、行動経済学の本や「ヤバい経済学」の方が
おもしろかったのでオススメ。★3つ。

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感想メモ:まかり通る-電力の鬼・松永安左エ門

まかり通る-電力の鬼・松永安左エ門
まかり通る-電力の鬼・松永安左エ門
  • 発売元: 東洋経済新報社
  • 価格: ¥ 2,625
  • 発売日: 2003/07/04

★★★☆☆

 電力業界の重鎮として、戦後の業界再編に活躍した
松永安左エ門の生涯を描いた歴史小説。
どれぐらい史実に忠実なのか判断がつかないが、
小説としておもしろく読めた。

 前半は、株や芸者遊びに熱中する破天荒な青年期、
後半は戦後の電力事業再編に関わる晩年期の記述となる。
松永のキャラクターが非常に濃く、読み物として面白く読める。

 ただ、ボリュームがかなりある。
また、他のレビューにもあるが、後半ややダレる。
長時間の移動など、時間が取れるときに読むと良いでしょう。
かさばるし重いけど。★3つ。


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感想メモ:ストレスフリーの仕事術

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
  • 発売元: 二見書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/05

★★★☆☆

 GTDについて知りたいと思って読んでみたら、
既にGTDを知っている人向けのヒント集のような本だった。

第5章にGTDの方法が簡単にまとめられていたので、
そこは参考になったものの、GTDについて知りたいときに読む本ではない。

「仕事を成し遂げる技術」の方が先であるようだ。
そちらを読んだ後にもう一度読み直したい。

追記)「ストレスフリーの整理術」の方が入門書として最適。
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

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感想メモ:スーパー編集長のシステム小説術

スーパー編集長のシステム小説術―才能なんていらない!
スーパー編集長のシステム小説術―才能なんていらない!
  • 発売元: ポプラ社
  • 発売日: 2009/04

★★★☆☆

 出版社の文芸部門で30年間仕事をした著者が「小説の書き方」を説明している。

 ストーリーライン、プロットなど、小説を書いたことがある人や
書こうとした人には身近な話なのかもしれないが、
そうでない人には目新しい話が多い。

 しかし、読んでいると、自分には小説を書こうというモチベーションが
ないということに気がついてしまった。

自分にとっては★3つだが、必要としている人にとっては
もっと価値がある本であるはず。


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感想メモ:白い扉の向こう側

白い扉の向こう側 ようこそシルク・ドゥ・ソレイユへ
白い扉の向こう側 ようこそシルク・ドゥ・ソレイユへ
  • 発売元: ランダムハウス講談社
  • 価格: ¥ 1,300
  • 発売日: 2007/02/06

★★★☆☆

「サルティンバンコ」「O」などで有名な、シルクドソレイユ
サーカスというの創造性が求められる業界の中でも、
とびきりクリエイティブなショーを見せる集団。

本書は、現実のシルクドソレイユに基づいた小説という形で、
世界でも有数のクリエイティブな集団の人々や企業文化など、
舞台の内側を紹介している。

一企業を紹介する本でありながら、仕事に取り組む姿勢、
創造性を発揮するための心構えのようなことも説かれている。

・人生は短いんだ。だから、情熱を傾けられないことに時間を使う暇なんてないだろう
・外の世界に興味を持たないのは、すごくもったいないことだよ。発想の幅を広げるチャンスを逃しているわけだからね。
・創造性が命のこの世界では、お客さまに届く商品と自分たちとつながりを見失ってしまったら、死んだも同然。

間接部門でお客さまへのつながりを意識することなど、
サーカスという特殊な業界だけでなく多くの業界あてはまる内容も多い。
個々人のモチベーションや心構えについてなど、
誰しも参考になる部分に出会うだろう。

物語で軽く読める薄い本だが、内容は決して薄くない。★3つ。

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感想メモ:ライフハックのつくりかた

ライフハックのつくりかた
ライフハックのつくりかた
  • 発売元: ソフトバンク クリエイティブ
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2007/03/27

★★★☆☆

タイトル通り、「ライフハックのつくりかた」について述べている本。
著者は、「IDEA HACKS!」「TIME HACKS!」「STUDY HACK!」等の小山氏。

lifehackとは、仕事や生活の効率を上げるためのコツのようなもので、
一つ一つはちょっとしたものだが、数が積み重なると
大きな差が出る、というようなものだと私は理解している。

そのため、一つ一つのlifehackは、すぐに使える
速効性のものであることが望ましい。
この点こそが、上記の「IDEA HACKS!」や「TIME HACKS!」が
大きな反響を呼んだ理由だろう。

しかし本書は、lifehackを作るための理念的な内容がメインで、
これは理念的であるがために、lifehack的な速効性には乏しい。
「lifehackを作るlifehack」ではない、とでも言えばよかろうか。

なので、lifehackを期待して読むと肩透かしを食らうだろう。
この時点での小山氏の興味を反映するものとなっているため、
私は完全には消化できていない。
上に挙げた他の著作ほど読みやすくはない。

ということで、「HACKS!」シリーズのような内容を期待していた
私としては★3つ(勝手に期待して外した私が悪い気もするが)。

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