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感想メモ:3分間コーチ

ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ
ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/03/13

★★★☆☆

マネージャーとして成果を出すには、
部下に気持ちよく働いて、成果を出してもらうことが必要。
それには、部下との良好な関係が不可欠。
それには、一体どうしたらいいでしょう?
コーチングを活用したマネージメントで行きましょう。
ということ。

一日3分でもいいから、こまめにコミュニケーションを取る。
「相手のことを気にかけている」というメッセージを伝えることで、
相手との信頼関係を築く。
これは何も相手は部下だけに限った話ではない。
つい忘れがちだ。気をつけたい。

他にも、小さいメッセージに気付きが多かった。

  • アイデアやプランと実行の間には溝がある。
  • 上司の言うとおりに部下が動くなら、上司はいらない。
  • 「何かあったら声をかけてくれ」では、相手は声をかけられない。

部下とのコミュニケーションが充分でないと感じている人は、
読んでみるとよいだろう。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:どの子ものびる運動神経 小学生編

どの子ものびる運動神経 小学生編
どの子ものびる運動神経 小学生編
  • 発売元: かもがわ出版
  • 価格: ¥ 1,995
  • 発売日: 2003/08

★★★☆☆

運動神経は遺伝ではなく、運動習得のやり方でかなり左右される。
それには12歳までに色々な運動をすることが大事。
では、どのような教え方でどんな運動をすればいいのか?

「走る、跳ぶ、投げる」などの基本動作と、
「すばしっこさ」「たくみさ」を伸ばす運動をすると良い。
前半が理論、後半が運動の紹介という構成。

最近の子供はボールを投げられても捕ることができず、
ぶつかるのを見ていたり、逃げてしまったりする子も多いらしい。
放っておけば勝手に覚えてくる環境は少なくなったのであれば、
教えてあげないとできないのは当たり前だろう。

CDで映像も付いているので、指導者編と合わせて観るとよいだろう。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:どの子ものびる運動神経 指導者編

どの子ものびる運動神経 指導者編
どの子ものびる運動神経 指導者編
  • 発売元: かもがわ出版
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2004/07

★★★☆☆

前半が指導者としての心構え、精神面の教え方、立ち方、歩き方。
後半は身体ほぐしの理論と実際。
二人の著者がそれぞれ受け持ったようで、内容は別個な感じ。

前半は参考になる部分が多い。
特にインナーゲームは、精神集中の方法としておもしろい。

逆に、細かいことはあれこれ意識せずに、
ただボールがバウンドするのを「バウンス」、
ラケットに当たる瞬間を「ヒット」と声を出して数えるだけで、
驚くほど簡単にボールは相手コートに飛んでいくというのが彼の主張だ。
ところがグリップ、バックスイング、インパクトのタイミングなどを
細かく教えているのに、どういうわけだかあまり上手にならないのである。

これはつまり、複雑な複数の動きを瞬時にこなす運動をするときは、
なるべく気にすることは少なくすることが必要ということ。
ただ、ここまでやってもいいとは知らなかった。

本の後半は、様々な体操の紹介が主。
全部をこなすのはムリそうで、
どう適用するかは指導者に委ねられている状態。

おもしろそうなトピックはいくつか見られるのだが、
全般的に説明が不足している感がするのが残念。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:仕事頭がよくなるアウトプット勉強法

仕事頭がよくなるアウトプット勉強法
仕事頭がよくなるアウトプット勉強法
  • 発売元: サンマーク出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2009/03/16

★★★☆☆

勉強は、アウトプットを前提とすることで身につき方が違う。
言い換えれば、目的意識をきちんと持った勉強をするべし。

という考え方にはとても賛成できる。
「できた方がいいから」という勉強は身が入らないこと甚だしい。
これは勉強に限らずトレーニングだって同じ話。

人間とは不思議なもので、「やらなくても何とかなる」
という気持ちが心の片隅に少しでもあれば、
どんなにやる気を出したかに見えても、
結局のところ、集中力は続きません。

他にも色々なノウハウが書かれているが、
細かい部分は好き好きなので、
気に入った部分を取捨選択していけばよいのかな、
といういつも通りの結論になってしまった。

オススメ度は★3つです。

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感想メモ:ビジネスに日本流、アメリカ流はない

ビジネスに日本流、アメリカ流はない
ビジネスに日本流、アメリカ流はない
  • 発売元: 東洋経済新報社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2005/04/27

★★★☆☆

コマツアメリカ元社長の中村健一氏。
25年アメリカに滞在してきた氏が語る、
日本/日本人とアメリカ/アメリカ人の違い。
そして両者がお互いの長所を活かしつつ
ビジネスを進める上での秘訣。

「鷲の人、龍の人、桜の人」が米、中、日の比較だったのに対し、
本書は日米のより詳細な比較となっている。
まず「鷲の人」に目を通してから、アメリカについて
より理解を深めたい人は、本書を読むと良い感じ。

日本人は確かに何事をやるにも用意周到で効率良く仕事を進めていく
スマートさがあり、たとえて言うならスピード感ある小さな歯車である。
しかし、この小さな歯車では効率良く回ることができても大きな力は
伝えることはできない。
一方アメリカ(人)はとてつもなく大きいフライホイールで
なかなかイナーシャがかからずイライラする場面もあるが、
一度回り出すともう止めることができないほどの力で回転する。

中村氏はアメリカ人相手のプレゼン前にはジョークを欠かさない、
というかなり外向的な人で、相手を理解する努力も怠らなかった。
だからこそアメリカでも実力を発揮できたのだろうし、
その働きが評価されコマツアメリカの社長にもなったのだろう。
逆に言えば、中村氏のような人はアメリカ以外の場所に行っても
実力を発揮しただろうし、評価されただろう。

しかし、一般的な日本人は、中村氏のようなタイプではない。
むしろもっと大人しい人が多い。
そういった人がアメリカで実力を発揮するには、どうしたらいいのだろうか。
内向的な性格を根性で改造して、渡り合わないといけないのだろうか。
あるいは、そういった環境に向いている人がその役割を担うべきなのだろうか。
といった点について考えさせられたが、明確な答えは出なかった。

アメリカ人と仕事をする人には参考になるだろう。
また、英語の勉強法についても1章割かれている。内容はとても正統派。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:運動会で1番になる方法

運動会で1番になる方法―1ヶ月で足が速くなる股関節活性化ドリル
運動会で1番になる方法―1ヶ月で足が速くなる股関節活性化ドリル
  • 発売元: アスキー
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2004/10

★★★☆☆

著者は東大の深代教授。
陸上短距離では、アフリカ系を除くと
世界で最も速い記録を持っているのは、実は日本人。
それは近年の研究の結果、体幹と股関節を活かすことが
重要だとわかってきたから。
そこで、紹介しているドリルに従って
股関節を活性化させると、足が速くなりますよ!
という内容。

股関節を活性化させるとは、腸腰筋を使うということ。
腸腰筋は足を上げる筋肉だが、一方太ももの筋肉でも
足を上げることはできる。
更に、腸腰筋は身体の奥深くにあるので意識しにくい。
従って、腸腰筋を活性化させようとしていたつもりが、
実は太ももが鍛わってましたこんにちは!
ということになる危険性がかなり高い。

正直、本を読んだだけで正しいトレーニングができるとは思えない。
そういう人のためにDVDもあるよ!
ということなのかもしれない。

体幹と股関節が重要、という内容自体は同意なのだが、
この本を読んでマスターできる人は一握りだろう。
ということで、オススメ度は★3つです。

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感想メモ:打撃の神髄-榎本喜八伝

打撃の神髄-榎本喜八伝
打撃の神髄-榎本喜八伝
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2005/04/27

★★★☆☆

イチローよりも早いペースで1000安打を達成した、
元祖安打製造機。
波が大きかったようだが、
稲尾や榎本に対してのみ、
肘に負担がかかるフォークボールを
投げていたというエピソードからも、
そのすごさは伝わってくる。

榎本のバッティングだが、
その完成には、なんと合気道が大きく
関わっている。
立ち方、体の使い方は合気道の師範から
教わってから、
バッティングの境地にたどり着いたそうなのだ。

いまでこそ、陸上の末續など
武道をスポーツにも活かすという流れがあり、
股関節の重要性も認識されている。
しかし当時は、やはり異端であったようだ。

榎本がその境地にいられたのは、
ごく短い間でしかなかった。
それは合気道の教えを体現できなくなったからなのか、
その教えに何かとても繊細な感覚のようなものが必要だったからなのか、
そのあたりはよくわからない。

榎本は今でいうと広島の前田が最も近いタイプだと思う。
コンスタントに結果を積み上げていく
イチローとの違いはどこにあるのか。
前田の場合は怪我に悩まされているが、
榎本の場合はどうなのだろうか。
知りたいところだ。

野球やスポーツが好きな人向け。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:IQってホントは何なんだ?

IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実
IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実
  • 発売元: 日経BP社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/08/09

★★★☆☆

IQというと、頭の良さでしょ?と思う。
では頭の良さの定義は?と言われるとよく分らないわけで、
本書は頭の良さ=知能について書かれた本。

まず知能の定義だが、紹介されているものはかなり衝撃的。

知能とは知能テストで測ったものである
テストで測れるのは知能の一部のパラメータ


確かにその通りなんだが、元も子もないような。

各パラメータと相関を持つ、一般知能(g)が存在しそう

ということなのだが、その一般知能を正しく測定することは
やはり難しそう。

脳が大きいとIQは高い傾向
しかし影響そのは10%くらい
IQは生涯にわたって安定
IQが高いと長生きする
遺伝がIQに与える影響は強い
IQの平均値に男女差はない

他はいいとして、3つ目のが衝撃的。
ただし、相関があるというだけなので、因果関係は不明。

結論としては、IQと一般知能に相関がありそう。
ただどうやって測るかが難しい。
IQは遺伝でかなり決まる。
といったところ。

IQが100を平均とした標準偏差から算出されていることは、
知っておいてもよい知識。IQ15が1標準偏差分。
従って、IQ115の人は上位16%ということ。

一方、IQが高いからといって成功するとは限らない、ということが
書かれているのが「天才!」。合わせて読むと良いでしょう。

教養として読むと良い本。オススメ度は★3つです。

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感想メモ:お金持ちになれる人

お金持ちになれる人 (ちくまプリマー新書)
お金持ちになれる人 (ちくまプリマー新書)
  • 発売元: 筑摩書房
  • 価格: ¥ 756
  • 発売日: 2005/07

★★★☆☆

著者は、400冊以上の著作を持ち、お金に関する本も多い邱永漢氏。
どういう人がお金持ちになるのか?
お金を増やすにはどういう方法があるのか?
と言った内容。

「貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」

起業家である著者だけに甘い言葉はなく、
実用という視点からの内容が多い。
また、株式投資や不動産投資についての説明は
簡潔でわかりやすい。

不動産というように、土地だけは動かすことのできない位置にあるので、
「一にロケーション、二にロケーション、三にロケーション」と
考えてきたからです。
一つの銘柄を買う時に一ぺんに買ってしまわないで、
二回か三回に分けて仕入れをします。
売る場合にも同じことが言えます。
すぐに私は、成長株かどうかを決める基準は
何かということに気がつきました。
第一は時の流れであり、第二は業種であり、第三は社長の器です。
「株の儲けは知恵が一〇%で、あとは全てガマン料である」

日本は、お金についての教育が
全くといっていいほどなされていない。
それどころか、お金はいやしいもので、
ガツガツするのはみっともない、
お金持ちはケチで薄情、といった固定観念がある。

しかしお金はあった方がいいのは確かだし、
なくなると困るののも確かなので、
知識を持っておいた方がいいのはまちがいない。
ということでオススメ度は★3つです。

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感想メモ:「体幹」ランニング

「体幹」ランニング (MouRa)
「体幹」ランニング (MouRa)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2007/11/28

★★★☆☆

有森裕子らオリンピック選手から市民ランナーまで
数多くのランナーを指導してきた金哲彦氏。
体を効率良く使うことで、楽に、早く、
故障することなく走れるようになる、という。

体幹を使ったランニング。
とても理に適っていると思う。
重要なのは、丹田、肩甲骨、骨盤。
これらを活用するための簡単なトレーニングが紹介されている。

運動の本全般に関わることだが、
本で読んでどれだけ身につけられるかが問題。
幸い、この本に関しては、特集サイトで動画が豊富に観られる。
(特集が終わったようで見られません)
ランニング、金哲彦|「体幹」ランニング

内容についてもだいたい書かれているので、
本を買うよりもイメージがつかめて良いような気もする。
特に参考になったのが、下の2ページの動画。
ランニング、金哲彦|「体幹」ランニング(上から2つ目の)
第6回 実践編2〜さぁ、体幹で走ってみよう!

言っていることは非常に正論だし、
できればすばらしいに違いない。
ただ、本を読んでマスターできるかが問題。
やはり運動は、直接指導を受けないと難しい。
オススメ度は★3つです。

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