荒濱 一、高橋 学
光文社 2013-01-10
¥ 760
★★★★☆
ここでいう「仕組み」とは、
自分が働かなくとも、継続的に収入を生み続ける、
システムのこと。
その「仕組み」を作りあげた人たち10人を取材してから、5年後。
その人たちは、どうなっていたのだろうか?
なんと、10人中9人が、「仕組み」を働かせて
ビジネスを回し続けていた!
10年続く会社が5%と言われる時代に、この確率。
まぐれ当たりとは思えない。
読み進めてみると、それも不思議なことでは
なさそうだと思えてきた。
「仕組み」を働かせるビジネスを作り上げるのに、
全て計画通りに進む、という幸せなことは、
残念ながらほとんどない。
失敗し、原因を分析し、改良する。
このサイクルを繰り返し、その結果として、
「仕組み」のシステムができあがる。
つまり、既に変化に対応する力は十分持っている人たちなのだ。
先人たちは総じてみな、行動力がある。
いや、あるどころではない。
行動は異常ともいえるほど、速いのだ。(p297)
無鉄砲は承知。無理だとあきらめるのではなく、
ひとまずやってみる。
この一歩を踏み出すマインドが、遠回りのようでいて、
実は成功への近道なのである。(p298)
うまくいくべくして、うまくいっている。
ということなのだと読めた。
行動を速く。
小さく始めて、失敗のリスクを抑える。
これは、個人や小さな会社がビジネスを作り上げる上での、
鉄則とも言える。
経済的、時間的な自由を手に入れるのは、
こういう人たちなのだ、という参考になる。
他にもシリーズの本があるようなので、
読んでみようと思う。
荒濱 一、高橋 学
光文社 2013-01-10
¥ 760