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感想メモ:「R25」のつくりかた

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
  • 発売元: 日本経済新聞出版社
  • 価格: ¥ 893
  • 発売日: 2009/02

★★★★☆

今でこそ存在が当たり前となっているR25。しかし。

  • ターゲットはM1層(20〜34歳男性)
  • 首都圏の主要駅の構内に置かれている
  • 発行部数100万部

というのは、企画の時点では誰もが首を振る、
恐ろしくハードルの高いことだったようだ。

そのハードルを、どうやって乗り越えたのか?
プロジェクトメンバーの藤井氏がそのストーリーを語る。

最も重要なのが、ターゲットのM1層に対する理解。
アンケートやインタビューを繰り返すというのは常道だが、
その結果には現れてこない、隠された顔があることを見出していく。
これがキモだったのではないかと思える。

そのときに「定量調査」だけでは出てこない本音が実はある、
ということを知りました。

ということは、ニュースの消化不良感を取り除く、
胃薬のような情報を提供してあげればいいのではないか。

彼らは、実は疲れているのではないか、と。
いろいろな意味で疲れている。

その理解の結果のM1層の定義がおもしろい。

「M1世代のビジネスマンは、情報に敏感で、多忙な中、時間を有効に活用
したがっている。その内面は、自分の価値に一番関心があり、
自意識過剰でカッコつけ。そこそこイケてると思っているが、確信はない。
顔には出さないが不安感もある。だから実は助言がほしい」

他にも、ここまで考えてやってるんだ、
というエピソードがいろいろ詰まっていて、おもしろい。

「帰りの電車の中で読む」というコンセプト

僕はM1層の読書に対して、本当に彼らのことを考え、
本当に彼らの役に立つ、彼らのプラスになる記事を作りたいと思っていました。
そうでないと伝わらないし、支持も得られません。

僕はその(世代間)ギャップにこそ、新しいビジネスの萌芽が
あるのではないかと思っています。

多くの人が手に取ったことがあると思われるR25。
その裏にはこんな努力があったんだ、と思うとまた印象が変わったりする。
サラッと読め、おもしろかった。★4つ。

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感想メモ:究極の文房具カタログ【マストアイテム編】

究極の文房具カタログ【マストアイテム編】
究極の文房具カタログ【マストアイテム編】
  • 発売元: ロコモーションパブリッシング
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/01/27

★★★★☆

TVチャンピオン文房具通選手権三度優勝の高畑氏。
彼が日常使っているマストアイテムを紹介している本。
対象は、ペン、消しゴム、はさみ、のり、ホチキス、
定規、メモ帳などなど幅広い。

何十と紹介されている中で、私がメモしたのは以下のモノ達。

道具って、用途に適したものがあるのとないのとで
ものすごく時間と手間に差が出たりする。
そして恐いところは、その道具の存在を知らないと、
その時間と手間の節約ができないところである。

なので、こういう達人による道具紹介の本はありがたい。
文房具なんて誰しも毎日使っているものだし、
眺めてみると新しい発見があるのではないか。

ということで、お役立ちの★4つ。

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感想メモ:ビジネスマンのための読書力養成講座

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2008/09/15

★★★★☆

「〜力養成講座」の小宮山氏が語る、本の読み方についての本。
本の読み方として5つのレベルがあるとしている。

  1. 速読
  2. 通読レベル1
  3. 通読レベル2
  4. 熟読
  5. 重読

本を読む本」とは分け方が少し異なる。「点検読書」が速読に近いか。
それぞれのやり方の意味を理解し、対象によって使い分けよう、ということ。

速読は以下のようなもの。

  • 速読は、あらかじめ自分が知りたいことが分かっている人が、
    それを手に入れるための手段。読むことではない。
  • そのためには、そのことに関して一定の知識ベースが必要。

通読は以下のようなもの。

  • 通読では、必要な知識を得ながら大枠をつかむことが目的となります。
    通読レベル2では、それに加えて、ある程度の論理的思考力が身につきます。
  • 通読レベル2では、本に線を引いたり、感じたことや思いついたことなどの
    メモを書きこんだりしながら読むことになります。
  • 変に一般向けにアレンジされたものより、
    専門家を目ざす人向けの入門テキストのようなものを読んだほうがよい

熟読とは、以下のようなもの。

  • 1.自分の専門分野や興味のある分野のものを、必要なところだけ、
    2.多くのことと関連付けながら、きっちり論理立てて読んでいく。
  • 必ずしも、本を頭から最後まで全部読まなくてもいいから、
    重要なところや興味があるところについては、参考文献も用意して、じっくり読む。

重読とは、以下のようなもの。

  • いい本を繰り返し読む
  • 重読は「意味」を得るだけの読書ではなく、
    「意識」を高めるための読書なのです。

ちなみに著者が百回以上読んだ本は、「菜根譚」と「論語の活学」だそうだ。

速読はキーポイントを高速に把握するため拾い読みをするもの。
従って、キーとなるところを見抜く知識が必要。理解を深めるものではない。
というのが著者の考えだ。

しかしそれは速読の一つの方向であって、
私は別の方向もあると考える。
それは通読2の速度を高めること。速読2とでも呼ぼうか。
内容はフォトリーディングの記事を参照されたい。
フォトリーディング – 精読からの解放

経営や経済、マーケティングなどの分野について、
オススメの本が紹介されているのでそれを読むもよいだろう。
本好きの人もそうでない人も読むとよいと思う。
良い本。★4つ。

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感想メモ:断る力

断る力 (文春新書)
断る力 (文春新書)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 945
  • 発売日: 2009/02/19

★★★★☆

今を時めく勝間和代さんが語る処世術。

タイトルから、内容は
「なんでもかんでも言われたことをOKしてると、
便利にこき使われてすり減って自分の時間がなくなって
成長もしないし良くないYO!」
という感じだと予想した。だいたい合ってた。

彼女自身、マッキンゼー時代の30代半ばまでは、
断ることを知らない超優等生だったが、
激務でかなり精神的にヤバいところまで行っていたらしい。

しかし断ることを覚え、自分の武器を磨くことに力を注ぐことなしに
今の状態はないだろう、とのこと。

  • ある意味、私は「断る力」を身につけるまで、
    「コモディティ」すなわち、他人でも十分に代替がきく
    汎用的な人員だったと思います。
  • 自分に時間を使わないと、頭も使えませんから、
    頭を相手に任せて、自分は手足として「動く」ことになります。

  • いずれにしても、ふだん私たちが生活し、
    能力を発揮していく中で、
    「すべての人に好かれる必要」
    はないのです。あるいは、そのこと自体、不可能なのです。
  • 「不得意」なものは放っておく割り切りと強さが必要

当然、なんでも断る人はただワガママなだけなので、
自分の強みを活かせる仕事に集中して成果を出すことが必要。
そして弱みを克服するより強みを伸ばす方が簡単かつ効率がよいので、
まず自分の強みを知りましょう、と。

以下個人的な見解。
自分の信念に従って行動した結果、嫌われるのは納得できる。
しかし、人に合わせるために行動した結果、嫌われるのはやり切れない。
従って、自分が信じるところを行動した方がよいと思う。
それには、まず自分が信じるところがないといけない。
自分にとって何が一番大事か。考えておきたいものだ。

内容にはとても共感できた。
全員に好かれることはできないので、
誰かしらからは嫌われることを覚悟しておくべし。
良い本。★4つ。

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感想メモ:サービスの底力!

サービスの底力!―「顧客満足度日本一」ホンダクリオ新神奈川が実践していること
サービスの底力!―「顧客満足度日本一」ホンダクリオ新神奈川が実践していること
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2005/02

★★★★☆

カルロス・ゴーンも視察したという、
ホンダの販売店ホンダクリオ新神奈川。

8年連続顧客満足度No.1という記録を持つこのお店は、
他のお店とどんな違いがあるのだろうか?
社長の相澤氏が語る秘密とは?

読んでみると、特に奇をてらったことをしているのではない。
基本に忠実に、しかし徹底して行っている。
その結果が、他に追随をゆるさない結果に繋がっているのだろう。

相澤氏は、とにかく「厳しいオヤジ」という感じ。
気になるところはとにかく厳しく言う。
その結果、出て行く社員も多い。

しかしその大半が戻ってくるという。これは珍しい。
社長の言葉は、嫌がらせなどではなく心から出ているからなのだろう。

  • だから私が、「顧客満足はお客様のためではない」ってことを言うと、
    皆さん何を馬鹿なことを、と思われるようですね。
    じゃあ誰のためにそんなことをやっているんだ、っていいますと、
    これ、「自分のため」なんです。
  • お客さまは神様ではなく弱者
  • こっちも意地になって、十回、二十回と行ってダメで、
    もう次ダメだったら諦めようと思った三十回目でOK
  • 3Sではなく30S

サービス業に関わる人は、読むと得るところがあると思う。
自分の周りを見るだけでなく、他社、他業界をヒントにするのがよさそう。

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感想メモ:私に売れないモノはない!

私に売れないモノはない!
私に売れないモノはない!
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2004/05/19

★★★★☆

一日24時間で18台、一月で174台、年間1425台の車の販売という
ギネス記録を持っているジョー・ジラード氏。
彼がセールスについて語っている。

彼は1928年生まれで、引退したのは1978年。
当然、インターネットや携帯などという物はない。

しかし。
彼のセールスの秘訣は口コミなのだ。

店を訪れる新客は取らなかった。
当時の私の顧客は、私を指名してくる人だけだった。一人残らずである。
そして車を買ってくれた10人のうちおよそ6人は、前にも一度は
買ってくれたことのある人だった。

リピート率が非常に高いため、一度膨らんだ顧客リストが
常にセールスを産み続けていたのだ。
その秘訣として著者が言うのが、「ジラードの250の法則」である。

人は誰でも、結婚式や葬式に招待するくらい大事な知り合いが
250人いる。250人もだ!
(中略)
週に50人の人と会い、そのうち2人だけが私の接客に不満を持ったとする。
たった二人でも、その二人の影響を受ける人は、
一年後には5000人くらいにはなるだろう。

一人の客に嫌われることは、あと250人の客に嫌われること。
つまり、たった一人にでも背を向けさせたら、少なくとも250人には
悪いウワサが伝わるリスクがあると考えろということだ。

他には、とにかく多くの潜在顧客の目に自分の名前を触れさせている。
こんなことまでやっている人はそういないだろう。

私はスポーツ観戦中に、盛り上がる場面で名刺をばらまくことでも知られている。

インターネットがないので、ダイレクトメールも当然最大の武器だ。

配達されたかどうかではない。ジャンクメールの山に埋もれずに、
開封され、読まれ、自分の名前が話題に上り、記憶されることが肝心なのだ。

これはe-mail時代になってもまさに同じだ。
以下、メモ。

  • 約束は守る。それが愛されるコツ。
  • 真実を言っておけば間違いない。
    ただし、相手を喜ばせるための多少の脚色は必要だ。
  • 客をよく見、よく聞いて、自分を語らせるようにすることだ。
    そうすればクロージングに向けて心を開いてくれる。
  • セールスに出会い、セールスというものがわかるようになって
    初めて本当に好きで、やめたくないものを見つけることができた。
  • 常に新しいことを試し、今のやり方を評価する新しい方法を
    探し求めるべきだ。
  • 肝心なのは、どんな店に勤めるかやどんな商品を扱うかではなく、
    顧客にどう接するかだからだ。

30年以上前の本だが、セールスという仕事の本質は
今をもって全く変わっていないことがよくわかる。
また、どの世界でもトップの人というのは、
仕事にかける情熱が人並みはずれているということも変わらない。

彼が今の時代にいたとしても、やはりトップクラスのセールスマンに
なっているのだろう。
おもしろかった。★4つ。

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感想メモ:「場回し」の技術

「場回し」の技術 (光文社ペーパーバックスBusiness)
「場回し」の技術 (光文社ペーパーバックスBusiness)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2009/07/18

★★★★☆

会議、飲み会、チームでの仕事など、複数の人の力をうまく引き出す。
そんなスキルは、ビジネスに限らず様々な場面でとっても重要だ。
では、そのスキルは、先天的なセンスのようなものなのだろうか?

著者は、様々な業界の優れた「場回しの達人」へのインタビューや、
実際に彼らがコーディネートする場を体験することで、
学ぶことのできるスキルとしてまとめてくれている。

  • それは……「”人”と”情報”がたくさん集まる状態をキープしている」という点だ。
  • 「場回し」をうまくやるには、例えば以下のようなものは必要ない。
    非凡な才能、カリスマ性やオーラ、財力
    必要なのは、やさしさ、気遣い、その方法をやり続ける粘り強さ、くらいである。
  • 彼は、その場にいる全員の気持ちを「ON」にすることに意識を集中し、
    うまく「回して」いるのだ。
  • 新しいことを始めようとすると、最初は7〜8割が反対します。
  • 北原照久さんは、自著の中で、夢をかなえる秘訣の1つをこう書いている。
    「夢を、楽しそうに、うれしそうに、情熱的に語る」こと。

この本のおもしろいところは、スキルの紹介だけに留まらず、
著者が紹介されている技術を試し、その感想を書いているところ。
実際に試したらどういうところが難しいのか、読者も疑似体験ができる。

モデレーターをする機会があったら、いくつか良さそうなものを試してみて、
うまくいったら身につける、というような使い方が良いのではないかと思う。
個人的には、飲み会と会議のやり方にヒントを得た。
「ウケる技術」と共に、とても実用的な本だと思う。★4つ。

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感想メモ:人間性の心理学

人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ
人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ
  • 発売元: 産能大出版部
  • 価格: ¥ 5,250
  • 発売日: 1987/03/10

★★★★☆

「マズローの欲求階層説」で有名なマズローさんの本。

この500ページを超える本は、対象は欲求だけではなく、
動機付け、神経症、心理療法などかなり幅広い。

欲求階層説は有名なので、どこかしらで聞いたことがあるだろう。
以下のようなものだ。

  • 欲求の5段階のヒエラルキー構造
    生理的欲求
    →安全の欲求
    →愛の欲求
    →自尊心の欲求
    →自己実現の欲求

詳細はWikipedia参照→自己実現理論 – Wikipedia

実際に読んでみると、この5段階は絶対的な順序ではないようだ。
人によって前後したり、あるものが強かったり強かったりするらしい。

欲求について、他にも以下のようなことが書かれていた。

  • 高次の欲求は、系統発生的にも、
    個体発生的にも、後から発達したもの
  • 高次の欲求ほど緊急性は低い
  • 高次の欲求を満足することにより、望ましい主観的結果
    ー真の幸福、平静さ、内的生活の豊かさーがもたらされる
  • 高次の欲求の満足は、低次の欲求よりも自己実現に近い

この自己実現を達成した「自己実現的人間」が
どのような特徴を示すについても、
かなり詳しく説明されていた。

上で触れた通り、欲求以外についてもたくさんのことが書かれている。

  • 充足状態は結果として、必ずしも保証された幸福とか
    満足の状態になるとは限らない
  • 欲求が満たされることも、満たされないことも、
    性格形成に影響を与える
  • 幼児期における愛の剥奪は病気を引き起こす。
    これらの病気は、子供のうちには慈悲と
    愛情のこもった親切心を与えることで治療できる

ということで、人間の心理に関する様々な考察が
盛りだくさんに提供されている。

なにしろボリュームがものすごいので、
軽い気持ちで手に取るのは難しい。
心理学に興味があり、かつ時間と気力があって、
初めて立ち向かえるだろう。

内容は文句なしに充実しているのだが、
そんな訳でかなり手強いので一個減らして★4つ。

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感想メモ:非常識な成功法則

非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣
非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2002/06

★★★★☆

「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」「口コミ伝染病」
「あなたもいままでの10倍速く本が読める」「成功者の告白」など、
数々のベストセラーを生み出している神田昌典氏。

外務省のキャリア官僚からMBA取得、米家電メーカー、
コンサルタントを経て、ダイレクト・マーケティングの大家へ。
今や文句なしの成功者である。

彼が語る成功の秘訣とは?
それを、8つの習慣として紹介している。

「非常識な」というのは、他の成功本と違う、という意味だろう。
しかし、その差は序章では見られるものの、他の章は
あまり非常識という感じはない。
他の本で触れた内容もあったので、その分すっきり頭に入った。

私がメモしたのは以下の部分。

  • まずは「お金」に優先順位を置く。次に必死になって「心」を磨く。
    この2ステップを意識する
    →「心」→「お金」よりも早い
  • 良い目標は、その実現に向かってあなたを自動操縦する。
    悪い目標は、障害が生じ、挫折しやすい
  • やりたくないことを明確にする
    →やりたいことの中にもやりたくないことが混在する
  • 目標を紙に書き、常に持ち歩く
    →潜在意識に繰り返しインプットされる
  • 自分に都合の良い肩書きを作る
    →自分に対するラベリング
  • テープ+フォトリーディングでインプット
    →耳は空いている時間は多い
  • 殿様セールス
    →パレートで言う2割の顧客に集中する
  • お金を溺愛する
    →お金に対する悪いイメージをなくす

テープは、今なら音声ファイルだろうが、かなり強力なツールだと感じる。
頭に、本で読むのとは違った入り方をするからだ。
本を読んで気に入ったら、耳から聞いてみると、
より印象が強まり、定着しやすくなるだろう。

神田氏の本はどれも安定しておもしろい。
本書も良い本だった。★4つ。

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感想メモ:ママのためのシュタイナー教育入門

ママのためのシュタイナー教育入門
ママのためのシュタイナー教育入門
  • 発売元: 春秋社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2008/11

★★★★☆

ドイツのシュタイナー教育の学校のベテラン教師が、
日本の母親たちへ語りかけるアドバイスという形式になっている。

「シュタイナー教育入門」とあるが、
あまりシュタイナー教育の特徴については述べられていない。

それよりもむしろ、
・子供のことを気にするには、それ以前に母親が
 自分のことを大切にしなくてはいけない
・母親が一日15分でもリラックスできる場所/ものごとを持つと良い
といった一つ一つのヒントが心にしみる。

育児中の親が読むと、気張らずに心が軽くなる本だと思う。
★4つ。

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