★★★★☆
「習慣を変えれば人生が変わる」
確かに、その通りだろう。
毎日の積み重ねというのは、それほどに大きい。
しかし、習慣を変えるには、どんなことをすれば良いのだろう?
気をつけるべきことは?
この本では、いざ習慣を変えよう、と思い立った時に、
ヒントになるような話が書かれている。
習慣と言っても、いい習慣を身に付けなければしょうがない。
気持ちのいい習慣、没頭できる習慣は、脳にとっても「いい習慣」である。
(中略)
続いて、とくに何も感じない退屈な習慣は「よくない習慣」である。
なんとなく思いついてしまう、罪悪感を感じる習慣…
ダラダラしたネットサーフィンのことか!?
気をつけましょう。
そして、どんな習慣をつければいいのだろうか?
次の3つの習慣を見直すだけである。
1. 口ぐせ(言葉の習慣)
2. 遊び(感動の習慣)
3. エクササイズとサプリメント(カラダの習慣)
他は後述するので、3. のサプリメントについて触れておくと、
ビタミンE+C、コエンザイムQ10がオススメだそうです。
次に、「口ぐせ」について。
「口にすることがその人を形づくる」ということは、
他の人も言っているところだ。
例えば中村天風氏、斎藤一人氏、他にも挙げればキリがない。
そして、脳はクセがあって、
口にした内容を正確には理解してくれないのだ。
つまり、あなたが誰かのことを口汚くののしるほど、
古い脳は「自分が攻撃された」と勘違いしてしまう。
なので、口にすることについては、次のことを気をつけよう。
- 誰のことであれ悪口は言わない(脳は人称を理解しない)
- 「いつか」ではなく現在形にする(脳は想像と事実を理解しない)
- 何もしたいのか具体的に想像する(数値目標はまったく理解できない)
次に遊びの習慣について。
どんな年齢になっても、脳に「刺激」を与えてやれば、
新生ニューロンはどんどん増えていくのである。
その「刺激」こそが「感動」なのだ。
同じことばかり繰り返す毎日では、感動がなくなってしまう。
他の本では、例えば毎日の通勤/通学ルートで、
いつもと一本違う道を通ってみる、ということが書かれていた。
その程度でも良いのだ。
これをスタートするのは、他のどんな日よりも「今日」であるべきだ。
明日でも来週でも来月でもなく、「今日」から始める。
大事なのは、実行してみること。
これに尽きる。
いくらよい知識を身につけても、
実行しなければ何の意味もない。
そして、何かを始めるということが「予定外報酬」となり、
脳に感動を与えてくれるのだ。
今まで読んできた脳や習慣の本を振り返る、よい機会だった。
オススメ度は★4つです。
さっそく、意識的に新しい行動をしてみるようにしよう。
今日からね!
習慣や口ぐせについては、以下の本もオススメです。
関連:
その他の書評などはこちら。
→Socialtunes – haru