「★★★★★」カテゴリーアーカイブ

感想メモ:ママはテンパリスト

ママはテンパリスト 1
ママはテンパリスト 1
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 780
  • 発売日: 2008/10

★★★★★

抱腹絶倒育児マンガ

 おもしろい!オススメ!マンガ読んでこんなに笑ったのは久しぶり。
ゴールデンラッキー以来か?(古すぎ)

 ジャンルとしては育児マンガ?なのだが、
子供のおもしろい動きやセリフだけでなく、
育児の大変さをまで全部ひっくるめて笑いで包んで表現している。
体験している方は笑ってばかりはいられないだろうが、読む方は笑い通しで読めた。

 とはいえ、マンガには好き嫌いがある。
が、幸いなことにAmazonで2話ほど読めるので、好みかどうか確認するとよいと思う。
Amazon.co.jp: 本: ママはテンパリスト 1

 ちなみに、私はこちらのレビューが知ったきっかけ。
マンガがあればいーのだ。 この育児漫画が壮絶に面白い!「ママはテンパリスト」

 大当たりでしたありがとう!余裕の★5つ。


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:成功者の告白

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 820
  • 発売日: 2006/09

★★★★★

 起業するとはどういうことなのだろう?
どんな生活になるのだろう?
うまくいくときは?うまくいかないときは?
陥りがちな罠は?それを回避する方法は?

 こういったノウハウを、起業から企業を軌道に乗せるまでの5年間に
起こることが多いシナリオを物語形式で説明する、神田昌典氏の著作。

 神田昌典氏といえば、今をときめくビジネスの成功者として
知られているが、その道のりは平坦ではなかったそうだ。
「地雷」は、特にプライベートで数多く起きたという。

 本書は、神田氏の身に実際に降りかかった事件を含め、
複数の実話を元に構成されているという。
例えば、仕事と子供の重病。ポストに残された離婚届。
社員が次々とストレスから病気に。
フィクションとはいえ、その内容は重い。

 神田氏は、ビジネスと家庭とのバランスが重要と説く。
ビジネスの成功者が、家庭に問題が山積みであるケースも少なくないとも。

 久しぶりに、読み始めたら止まらない本だった。
仕事をしている人であれば、誰しも考えさせられる部分があるのではないか。
良著。★5つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:即戦力の人心術

即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ
即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ
  • 発売元: 三笠書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/09

★★★★★

 理想のマネージメントとはこういうものなのだろう。

 著者は米海軍で最高と謳われた戦艦ベンフォルドの艦長である。
しかし彼が艦長に就任する前は、平凡な一戦艦だったという。
しかし彼が就任して半年で、米海軍随一の実力を持つ戦艦となったという。
その後1年半、メンバーは更に実力に磨きをかけ、
米海軍で最も信頼の高い戦艦として活躍したそうだ。

 本書には、その際に著者が心がけた行動指針や哲学、
そしてその結果何が起きたかという実例が示されている。

 この夢のような躍進の秘訣はなんだろう?と、誰もが気になるところだろう。
しかしその内容は、奇策を弄しているのではなく、至ってオーソドックスである。

  • 部下を信頼する
  • 行動で示す
  • 良いアイデアは即座に採用する
  • 風通しの良い関係を持つ
  • 300人近い部下の顔と名前を全て一致させる
  • 無意味な規則を捨てる勇気を持つ
  • 楽しむことを奨励する

 一つ一つは不可能とは思えないことばかりだが、それが積み重なることで、
部下の能力を100%引き出すことが可能な強靭な組織となったのだ。

 ほとんどの組織が、メンバー全員の力を100%活かすことはできていない。
しかしそれに近づくことができるとすれば、本書に書かれているやり方に近いものであるはずだ。
これを実行に移すことが簡単ではないのは、なぜなのだろう。

 タイトルの「術」という文字からは、テクニックに近いイメージを受けたが、
いい方向に予想を裏切ってくれた。読むべき。★5つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:10人の法則 ―感謝と恩返しと少しの勇気

10人の法則 ―感謝と恩返しと少しの勇気
10人の法則 ―感謝と恩返しと少しの勇気
  • 発売元: 現代書林
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/11/05

★★★★★

感謝の力

 大きくくくれば「どうすれば成功できるか」について語っている本。
しかしそれだけではなく、心の持ち方や人との接し方についてもヒントを与えてくれる本。

 タイトルになっている10人の法則とは「10人の大切な人に感謝を伝え恩返しをする」という、
一見簡単に見えるものである。しかしその裏には以下のような意味がある。

  • 感謝の力:感謝は喜びを、喜びは感謝を呼ぶ
  • 返報性:他人にすることが自分に返ってくる
  • モチベーションは報酬系(喜び→ドーパミン)と防衛系(恐怖)

 また発展形として、他にも10人の法則がある。

  • こうなりたいと思う人10人と付き合う
  • 悩みの解決には10人の異業種と付き合う
  • 自分の枠を広げるには10人の異性と付きあう(独身限定)
  • 肯定的になるには毎日5人を喜ばせる

 繰り返し強調されているのは、感謝と喜びを持つことの重要性である。
そして、著者は北京で金を取ったオリンピックソフトボール代表、
甲子園で優勝した駒大苫小牧の指導をしたという実績もあり、言葉の重みも増す。

 また読み返したいと思った。★5つ。オススメ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:ほんとうの心の力

ほんとうの心の力
ほんとうの心の力
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2006/05

★★★★★

天風哲学の名言集

 中村天風の言葉を集めた、読みやすい本。
見開き2ページで1項目という形式。

中村天風名前はよく目にしていたのだが、実際に読むのは初めて。
堅苦しい感じなのかと思っていたが、融通の利く柔らかい思想という印象を持った。

 以下、印象に残ったフレーズを挙げる。

  • 心のあり方が人生を決める
  • 感謝と歓喜で人生を考える
  • 笑いの効用を意識し生活に微笑みを:苦しいときも微笑む
  • 消極的感情は潜在意識の不整理から
  • 絶対的な積極心=平安を確保した心=強さを持つ心を持って生きる
  • 常に心を監視し積極か消極かを見つめる
  • 自己には厳然と、他人には寛容に
  • 潜在意識を意識でコントロールする
  • 言葉は強い暗示力を持つ
  • 不平不満は口にせず感謝と喜びを
  • 寝がけは心が無防備 おだやかな気持ちで
  • 暇なときには心が喜ぶ想像を
  • 手に入らないことより持っていることに感謝

 大体雰囲気はわかるのではないだろうか。

 結局のところ、意識して変えられるのは自分の考え方だけである。
しかしその心の持ちようこそが、人生に影響を与える決定要因なのだ。
こう考えて生きる人とそうでない人とでは、長い年月をかけ大きな差が生じることだろう。

 簡単に読めるからこそ、何回も読み直す価値がある本。オススメ。★5つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:思考は現実化する

思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき
思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき
  • 発売元: きこ書房
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 1999/04

★★★★★

ナポレオン・ヒル博士の生涯をかけた成功研究の集大成

 ベンジャミン・フランクリン、スティーブン・コビーらと並び、
成功に関する研究の大家であるある著者の、研究の集大成とも言える本。
他の成功に関する本は、多分に本書の影響を受けているとわかった。

 「思考が現実化する」という考えは、古くは「原因と結果の法則」から、
現代の成功本まで広く語られていることではあるが、
本書は、そのために具体的な目標を描き、期限を設定し、達成できるという信念をもち、
熱意を持って、仲間と共に実行する、というように細かく方法が説明されている。

 そして他の本の内容を考えると、そのどれか、または多くの部分を別の言い方で
語っていることが多い。
第2章の「願望」は、望月氏の「宝地図」が非常によく重なるし、
第4章の「深層自己説得」という概念は、潜在意識の本とよく重なる。

 ということで、他の本と重なる概念が多く、それだけ本書の内容は後世にも
受け継がれているということだろう。
誰しも他の本との共通点を見出すことができるはず。

 600ページ超、ヒモのしおりが2本と、本としての風格も格別。
読むのもかなり時間がかかるので、腰を据えてかかるべき。
この本の内容を身につければ、確かに成功に近づくと思われる。
問題は、身につけることができるか、だ。

 以下、メモしたところ。

  • 成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つ一つ実現していく過程である
  • 思考というものは、一つの実体、しかもその思考内容そのものを現実化しようとする衝動を秘めている実体、といってもよい。
  • あなたが心底そうしようと望んだことは必ず実現する エドウィン・C・バーンズ
  • 願望実現というのは、当初の願望とは異なった結果として実現することがよくある。
  • 成功を手に入れるために必要なものはただ一つ。健全で素直なものの考え方である。
  • 何かできないことがもしあるとするならば、それは、当人に知恵がないだけのことだ。事実が例えわかっていなくても、ともかく前進することだ。前進し、行動している間に事実はわかってくるものなのだ ヘンリー・フォード
  • 願望や目標を持つことがすべての達成の第一歩である。
  • 行動計画を立て、積極的に行動し、報酬以上の働きをすることが、成功のためにいかに大切なことであるか

願望実現の6箇条

  1. 実現したいと思う願望をはっきりさせる
  2. その代わりに何を差し出すのか決める。代償を必要としない報酬など存在しない。
  3. 実現したい願望を取得する最終期限を決める
  4. 願望実現のための詳細な計画を立てる
  5. 1〜4の4点を紙に詳しく書く
  6. 紙に書いたこの宣言を、1日2回、朝起きた直後と夜寝る直前に
    なるべく大きな声で読む。すでにその願望を実現したものと考え、
    そう自分に信じこませることが大切

 宝地図はこの6箇条のアレンジなのだと思った。あと↑メモしすぎ。

 これだけのボリュームで2000円ちょっと。読んでおくべき。★5つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:大好きなことをしてお金持ちになる

大好きなことをしてお金持ちになる ― あなたの才能をお金に変える6つのステップ
大好きなことをしてお金持ちになる ― あなたの才能をお金に変える6つのステップ
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2003/02/22

★★★★★

そうなれたらとても幸せだろう

 誰しも、なれるものなら「お金持ち」になりたいだろう。
何も、好き好んで何十年ものローンを抱えて働いているわけではない。
ただ、それが普通で、それ以外の道を自分が歩める可能性があると思わないだけである。

 しかし「可能性がない」というのは本当なのだろうか?
この本は、お金持ちになるための仕組みと進むべきステップを
丁寧に説明することで、その思い込みを壊してくれる。
そして、その方法として最も現実的なのが、夢中になれるほど好きで
かつ得意なことをすることだ、ということである。

 残念ながら、この本を読んですぐさま成功し、
お金持ちになることができるというほど世の中甘くはないだろう。
しかし可能性がないと思い込んでいれば、その時可能性がゼロになる。
ゼロではないと思えるようになれるのであれば、そのことにはとても
意味があるように思える。

 自分の思い込みを、思い込みだと気付かされるのは楽しい。
そういう意味で、おもしろく読めた。オススメの★5つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え
上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2009/02/18

★★★★★

久しぶりに心から「すばらしい」と言える本に出会った

 タイトルからは「誰かが上京してきて生活する中で、
うれしかったり悲しかったりする物語」みたいな感じかと思って油断してた。
良い方に裏切ってくれた、とても良い本だった。

設定は以下の通り。

 大学生活を送るため、実家を出て新幹線で上京する息子。
その手には、父親から贈られた1冊の本のような手紙。
漠然とした「成功」を夢見て胸を膨らませる息子に父親が贈る言葉。

 これ以上はもったいないので書かない。
大まかな内容は上のようなものなので、少しでも興味を持った人は、
だまされたと思って読むべし。

Σ(゚Д゚)だまされた!

 この息子に近い境遇の人だけでなく、
働いている20代、30代の人にもオススメ。

私には★5個じゃ足りない。何回も読む。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:挑戦する経営―千本倖生の起業哲学

挑戦する経営―千本倖生の起業哲学
挑戦する経営―千本倖生の起業哲学
  • 発売元: 経済界
  • 価格: ¥ 1,600
  • 発売日: 2008/10

★★★★★

 携帯・通信事業という規制産業に風穴を開けた、
イー・アクセス、イー・モバイルを創業したベンチャー経営者の雄、千本氏。
ストーリーは時系列に沿い、時の情勢と氏の考えや行動を交えて綴られている。
という形式自体は一般的だが、氏の熱い思いと共に語られるストーリーは
躍動感があり、飽きが来ない。

 イー・アクセス、イー・モバイル両事業とも
「千本氏だからこそできた」ことが多いことに驚かされる。
特にゴールドマン・サックス、モルガンスタンレーからの資金調達など、
同じことができる人間が果たしてどれだけいるのか。

 また、氏のマネジメントについての考え方も、
一般のマネジメントの考え方とは異なり、かなりアグレッシブである。
その考え方は以下の部分に集約されている。

  • マネジメントとは「そのままにしておいたら危機的な事態に際して、隘路を探して成功に導くこと」
  • 九割失敗しても、残る一割で断崖絶壁を縫うようにして次のフェーズを切り開く
  • トップが九割の失敗に絶望した瞬間に企業は坂道を転げ落ちる

(P282)

 ベンチャー企業を立ち上げる経営者というのは、
こういう思いを持たなければならないものなのか。

 松下幸之助、京セラ稲盛会長などの名経営者も登場するが、
彼らの言葉の重なりも興味深い。

  • 「成功とは成功するまで続けること」(松下幸之助)
  • 「始めたらやめるな。筋のいい事業だと信じたら、
    石にかじりついてでもやり抜く。」(京セラ稲盛会長)

 千本氏もそうだが、彼らの考え方の根本にあるのは、
強い「信念」ではないかと感じた。

 通信事業についての知識を得ることもできるし、
純粋に読み物としてもおもしろい。★5つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:地上最強の商人

地上最強の商人
地上最強の商人
  • 発売元: 日本経営合理化協会出版局
  • 価格: ¥ 10,290
  • 発売日: 1996/09

★★★★★

商人として成功するための心構えを説く「成功の手引書」。
しかしその内容は、商人のみならずすべての人に当てはまる幅広いものである。
だからこそ、全世界で何百万部と読まれているベストセラーとなったのだろう。

大まかな内容は以下の通り。

  • 成功とは各人の気持ちのあり方の問題
  • 失敗とは、その目的の地に到達できないこと
  • 成功と失敗のただ一つの違いは「習慣の違い」
    →良い習慣をつくり、自らその奴隷となる
    ある習慣を変えるものは、新しい他の習慣だけ
  • 笑顔を忘れない
  • 今、すぐやる
  • 愛を持って接する
  • 明日はないと考える

この本の特徴は、優れた内容もさることがら、後半が実習形式になっている点。
上記の内容それぞれを、50週間かけて習慣として身につけるというもの。

人はそれまでの人生の積み重ねで形作られた習慣の束の中に生きているので、
そう簡単にいくつも新しい習慣を身に付けられるものではない。

それを1つの習慣につき5週間、毎日レビューしながら
じっくり脳にしみこませていくことで、
1年後には大きく変わった自分を発見できることだろう。

人を形作るのは習慣であり、習慣を身につけるには繰り返し実行し続けるしかない。
この方式は、他に新しい習慣を身につけたいときにも有効だろう。

非常にいい本。★5つ。でも高い!(1万円)

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru