感想メモ:英語独習法

★★★★☆

日本語母語話者が簡単に、
片手間の勉強で、
プロフェッショナルレベルの英語を
習得することは無理である…
努力をせず、時間もかけずに
「プロとして通じる英語」が
習得できる、という思い込みを
まず捨てるべきだ…

ここを読んだときに、
この本は信用できる、と思った。

日本語と英語では作りが違うので、
逐語訳で翻訳しようとしても
うまくいかないんですよね。

そしてそれを解消するのは、
そのことを意識しつつ、
アウトプットあるのみ、と。

スキーマのズレを意識しながら
アウトプットの練習をする。
構文のズレと単語の意味範囲のズレを
両方意識し、英語のスキーマを
自分で探索する。

他にも、英語学習のコツが色々
紹介されていて、参考になる。

覚えた単語を使いこなす練習をするには、
スピーキングよりライティングに多くの
時間を割いた方が合理的なのである。

語彙がないのにリスニングやスピーキングに
時間をたくさん使う前に、語彙を増やし、
学習した単語を使ってたくさん作文する
練習をするほうが、時間の有効利用である…

ライティングが自由にできるようになれば、
スピーキングは短期間の集中的な練習で上達する。

そして結論はこれ。
その通りですね。

あせらず、気長に、完璧を求めず、
しかし惰性ではなく、楽しみながら、
よりよい学習法を考えながら続けること。
それこそが英語学習の成功の秘訣である。