★★★★☆
さわやかな読了感だった。
それぞれの登場人物が作り上げる、
7つのショートストーリー。
一つ一つ長くはないが、
それぞれの人生が変わる、
きっかけとなった出会いを描いている。
人の心に火を灯すのは、
人や言葉との出会い。
偉業を成し遂げた人の話を聞くと、
大きく影響を受けた、運命の出会いが
あったりする。
だからこそ、人に触れ、本を読む。
そういった準備をしていきたいし、
人にそうしたきっかけを与えられるように、
なれるといいなと感じた。
「自分の時間を
誰かの喜びに変えることが、
働くということだよ」
自分にできることを増やしたり
深めたりする努力を続けること。
そして、幸せにできる人の数を
一人でもいいから増やそうと
努力することだ。
それこそがまさに
仕事の醍醐味と言える
自分も知らない間に、
他の人に影響を与えているのかもしれない。
袖触れ合うのも他生の縁。
One World。
さすが喜多川さん、
いつもながらステキな本でした。