★★★★☆
人生は旅のようなものだ。
という考え方を持ったことは、特になかった。
そんな私ではあるが、この本で言わんとすることは、
とてもしっくりきた。
むしろ、これまでの経験から、現在持つに至った考え方を、
ピッタリと言葉にしてくれていることに驚いた。
著者の喜多川泰さんと考え方が似ているのか、
あるいは喜多川さんの本に影響されてきたのか。
おもしろかったから、どちらでも良いことにする。
<やりたいこと>を<やらなきゃいけないこと>に
変えなければいいだけさ(p64)
目の前にやってくることに全力で取り組めば、
楽しく感じて、その中からやりたいことが湧いてくるんだって(p66)
これから誰かに出会うかなんて、どんなに<損得>を考えても、
将来を計算しても誰にもわかりっこない。
でも、その出会いが中心となってぼくたちは人生を創っているんだ(p73)
いま真剣に取り組んでいることから
情熱を感じるものがあったら何か行動を起こす、
という生き方のほうが、自分が想像している以上の
幸せが手に入る。驚くべき人生が待っている、
とぼくは思うんだ(p74)
タイトルの「タイム・トラベラー」については、
小さい驚きが待っていたので、ここでは書かない。
読んだ感触は「スタートライン」に似ていた。
もっと続きが読みたいのに、終わっちゃったなー、という感じ。
今後も期待してます。