自分なしでも回るビジネスを(複数)構築することで、
働かなくても大丈夫な体制を作り上げている人々。
普通に生活していると出会うことはなかなかないが、
間違いなく生息している人たち。
そんな人たちは、何を考え、そうやってその体制を
作り上げるに至ったのだろうか?
前作「「仕組み」を作った人が勝っている」に続き、
異なる人々に取材し、彼らが用いていたシステムの
共通点を導き出し、指針として提示している。
まず、彼らに共通点はあるのだろうか?
取材した『仕組み』所有者全員が、
自分がやっていることを客観的に俯瞰して見て、
『思考』に置き換える作業をしていた(p35)
「たまたまそうなってしまったのではなく、
「自覚的に」そうしていた、ということだ。
ほしくない人に”売る”よりも、
ほしい人を探して勝手に”売れる”状態を作ったほうがいい(p150)
『魅力的な商品を用意し、その魅力がしっかり伝わるようにする』
『その商品をほしい人を探す』
『それを欲しい人の目の前にそっと置いてやる』(p155)
これは外せない、という要素は、
突き詰めると2つに集約された。
【他力】【継続】は思考のマストアイテム…
意識的に組み込むようにするのが、
「仕組み」の必勝パターン(p266〜)
全部自分でやろうとしない。
むしろ、システムから自分を消す。
単発ではなく、継続的に売上が立つようにする。
これが、仕組みビジネスの大きなポイントなのだ。