★★★☆☆
「こんなんじゃダメだ!」
自己否定をエネルギー源とするのは、
確かに動けるのだが、つらくて苦しい。
できなかった自分を責めた場合と、
次がんばろう、と自分を許した場合。
その後自分との約束を守りやすいのは、
なんと後者だったりするのだ。
自分を責めることは、案外欠点も
あることなのかもしれない。
心に残ったのは、以下の部分。
わかりませんと返答されたら、こう聞き返せばいい。
「仮にわかっているなら、何と答えますか」(p39)
いつも自分に問いかけよう。
「私が本当に欲しいものは何か々と。
そのうえで、自由、愛情、安全、その他あなたが望む
あらゆる経験を、今の自分の立ち位置から追及しよう(p270)
あなたが大切に思う愛や健康や幸福に満ちた人生が、
あなたの今いるところからいつでも始まろうとしている。
こうした善きものは自由に授かるのだ。
授かるために必要な条件は、人生がそうであったように
あなたが自分自身に寛大になること(p285)
自分は自分でしかなく、他人にはなれない。
他人と比較をしても、違うのだからしょうがない。
いかに自分とうまく付き合うか。
それが人生を決めるのだろう。
なんとなく気分が晴れない、という人にピッタリの本。