感想メモ:竹田和平の強運道

★★★★☆

日本一の個人投資家と言われる竹田和平氏。

戦後の焼け野原から数々の事業を興し、
投資を続け、日本一に到達したという、
その実績を支えてきた信念は、
どのようなものなのだろうか?

人を許すと思うのではなく、
むしろ、自分を許す。(p185)

とくにむずかしいことを考えなくても、
わくわくさえしていれば、
ちゃんと自分の目標は見えてきます。(p185)

自分を犠牲にして他人に尽くすこととは違います。
自分のできる範囲で、思いやりを与えてあげればいい。
まずはそこからです。(p201)

自分の体調や限界をよく知ったうえで、ビジネスに臨むー
健康だと、つい見落としがちになりますが、
経営者の責任をまっとうするうえで、
これほど大切なことはないのかもしれません。(p61)

顧客のことを考えるのはもちろんだが、
その前に、自らの動機の部分から見つめ直し、
自分を整える、ということを重視しているように感じた。

さすがだなぁ、と思わされる部分が多かった。
色々な分野の、達人の頭の中を知ることができる。

本はありがたいなぁ。