育児は、「初めて」の連続。
しかも、言葉が通じない赤ちゃんとのコミュニケーションは、
大人にとっては戸惑うことばかりです。
自分で経験し、試行錯誤して乗り越えて行くことは、
もちろん大切なことです。しかし、
偉大な先人たちの知恵を借りることは、
悩み多い育児の大きな助けになってくれる
はず。
そこで、悩める新米パパ・ママに、
育児の参考になる、オススメの本を紹介していきます。
本は、自分では一生かけても発見できない知恵を、
授けてくれることもあります。
ぜひ、手に取ってみてください。
ぐっすり眠りたい方へ
睡眠が足りない。
赤ちゃんが生まれてから、最初の大きな洗礼は、
これではないでしょうか。
乳児のうちは、数時間に一度起きてしまうため、
こま切れの睡眠になってしまうのです。
母乳は消化が良く、すぐにお腹が減ってしまうので、
ある程度は仕方ありません。
離乳食を食べ始めるようになると、
寝ていられる時間は増えるます。
しかし、
添い寝で母乳をあげているのをいつ、どうやってやめるのか。
つまり、夜間の断乳です。
これは多くのお母さんにとって、かなり大きな問題です。
やめようとすると、赤ちゃんは、
「これまでもらえていたのに!」と当然嫌がります。
どうすれば、スムーズに断乳できるのでしょうか?
そんな方へオススメするのが、この本です。
私たちは、この本にかなり救われました。
他にも、トレイシー・ホッグさんの育児書シリーズはオススメです。
上の本がよかったら、以下のものも参考にしてみてください。
「イヤイヤ期」に困っている方へ
2歳か3歳から始まる、いわゆる「イヤイヤ期」。
英語でも、"terrible two" とか "terrible three" とか言われるそうです。
この「イヤイヤ期」、
「悪いもの」「困ったもの」
という印象を受ける言葉です。
実際、大人からすると、
「時間がないのに、わけのわからない自分ルール
(エレベーターのボタンを押せなかったから、戻ってやり直すとか)
に従うとか、超めんどくさい!」
「ただでさえ時間がないのに、
ノロノロと自分で靴下や靴を履くのなんて
付き合ってられない!」
と、めんどくさく思います。確かにその通りです。
しかし、見方を変えると、少しは気分が変わってくるかもしれません。
「イヤイヤ期」は自律や意思の表れ
赤ちゃんの発達には、時間差があります。
1〜3歳ぐらいで「自律」、2〜4歳ぐらいで「意思」が発達してきます。
しかし、手足や指の力や器用さは、まだまだ未熟です。
つまり、
「やりたい気持ち」と「やる力」がアンバランス
な時期なのですね。
いつまでも、自分で着替えができなかったり、
靴が履けなかったりしたら、それはそれでとても困ります。
自分でできるようには、なって欲しいものです。
いわゆる「イヤイヤ期」は、「小さな自立のプロセス」なのです。
こう考えて、その小さな自立心を尊重してあげると、結構満足してくれます。
その考え方のヒントとなるのが、野口整体の野口晴哉さんの本です。
こういった「イヤイヤ期」や「反抗期」というものに対して、
考え方がかなり変わります。
題名通り、「叱り方」と「褒め方」について語られています。
「褒める」「叱る」ということは、子どもに対して、
何が良いことで、何が悪いことかという規範を伝えることです。
つまり、子どもの行動規範を作る、ということですから、
実は、かなり気を使う必要があることです。
実際に、「褒め方によって、子どもの考え方が変わる」
ということを示した研究もあります。
→パパママ必見! 「適切でない褒め言葉は数年後の子どもの考え方に悪影響を及ぼす」という研究結果
ということで、子どもが生まれた親が直面する問題である、
「睡眠不足」と「イヤイヤ期」に困っている人にオススメの本を
紹介してみました。
子育ては先が長いも。
親の方も元気にやっていきたいものですね。