真説・李筴振(りばしぶる)

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今日は、私が先日お散歩していたときに、
突然雷に打たれたかのように、私の脳裏にはっきりと浮かび上がった、
真実への気付きについてお話ししたいと思います。


皆さんよくご存知の通り、李筴振(りばしぶる)とは、
魁!!男塾に登場する「凶獬面閶殺(きょうかいめんしょうさつ)」という
すごく強そうな名前の技の解説に登場する、中国の武将です。

李筴振(りばしぶる)

出典は太公望書林刊「シルクロードの彼方」であり、
みんな大好き民明書房ではないところに注意が必要です。

さて、ここからが本題です。

上の画像の解説を、今一度注意深く読んで頂きたいのです。
何か違和感を感じる部分がないでしょうか・・・

「己の甲冑すべてを表裏逆に着用し、
 後ろを向いていると錯覚させ」

そう、この部分です。
皆さまは既にお気付きのことかと思いますが、

これはリバーシブル(reversible)ではなく、
前後ろ(あるいは後ろ前、front side back)なのです。

李筴ったら、甲冑を前後逆に着てるだけで、
裏返してないんです。

reversibleについて辞書を調べてみると、
衣服については裏表両方着られるという意味で、
前後ろ(後ろ前)は front-to-back とか back-to-front とか
front side back とか
そんな感じっぽいです。

やはり、出典は民明書房でないと、信頼性に欠けますね。
民明書房 (みんめいしょぼう)とは【ピクシブ百科事典】

ちなみにこの勘違いは、現代英語にまで影響を与えています。

ちなみに この噂は シルクロードを通じてに西欧まで
伝わり 現代英語で表裏自在を意味する
『リバーシブル』は 李筴振の名が語源である 太公望書林刊『シルクロードの彼方』より

本来「李筴振」は「前後逆」「前後ろ」という意味であるべきだったのですが、
英語には「表裏自在」と誤った意味で定着しまったようなのです。
豆腐と納豆みたいに、もう定着しちゃったしこれでいいじゃん、的な?

ちなみに、私の中では「りばし ぶる」なので「李筴」って書いてきましたが、
どうやら「り ばしぶる」っぽいですね。
「李筴」だと、「山田太」みたいな切り方になってしまうようです。

ま、いっか。

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