海外旅行中困るのが、ネット環境。
WiFiが充実してるといっても、いつでも繋がるわけではないです。
移動中こそ、パッと調べ物ができると便利です。
あとポケモンGOとかね
そこで、
ヨーロッパでも使えて、テザリングができるSIMカード
について調べた結果をシェアします。
使用端末は、SIMフリーのiPhone。OSはiOS10.3くらい。
ググった結果、2つ見つかりました。
1. MightySIM【データ専用グローバルSIMカード】
1-1 出発前の準備
- SIMカード自体は690円+送料。ここに好きな容量だけチャージしてから使う
- 500MBだと、2,600円 + 690円(+送料) = 3,290円(+送料)
- 1GBだと、3,800円 + 690円(+送料) = 4,490円(+送料)という感じ
- 以下に従って、料金を払ってデータ通信容量をチャージし、APNの設定をしておく
1-1-1 チャージ(日本でやっておく)
- 手順はこちらを参照 チャージ方法 : MightySIM公式ページ
- PCやスマホなどからMightySIM - Home へアクセス(このときは、まだSIMを挿し替える必要はない)
- 「アカウントを作成」して、「リチャージする」の下の「今すぐチャージ」 をクリック
- SIMカードのケースに記載されている「SIMID(13桁の数字)」を記入、「プランを選択」をクリック
- ヨーロッパで使いたいので、ZONE1(ヨーロッパ)を選択
- プラン(データ容量)を選択。私は1GBにした。3,800円
- 利用開始日は、時差を考慮して、使い始める現地時間の1日前にしておくと安心
- 支払い情報を選択。VISAかMasterカード払いだと、手数料かからないらしい
1-1-2 APN設定(日本で、SIMカードを差し換えてから)
- 事前に日本で、SIMカードをMightySIMに入れ替えて、設定しておくのがオススメ
- SIMカードの切り離しは怖いが、枠を押すような感じにするとぺキッと外れる。慎重に!
- APNの設定は、プロファイルのインストールではなく、手動で行う
- 「プロファイルをインストール」だと、「今使っているプロファイルを削除しろ」と言われるため
- 帰ってきてから、またプロファイルをインストールするのはめんどくさいため
- 手動でAPN設定すれば、プロファイルを削除しないですむ
- SIMカードを入れ替える。SIMカードを入れ替えずに設定したかったが、使用しているOCNのSIMでは、以下の「モバイル通信ネットワーク」の項目が表示されないので、MightySIMに入れ替えてから設定した
- 設定方法は、以下を参照して行う
- APN設定 | MightySIM - グローバルSIMカード
- iPhoneの「設定」から、「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信」がONの状態を確認
- 「通信のオプション」→「データローミング」をONにして、「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップ
- APN設定を以下のように "手動で設定"
- APN fast.m2m
- ユーザー名 なし(空欄)
- パスワード なし(空欄)
- ただ、これだけだとテザリングができなかった!下の2-2を参照
- APNの設定ができたら、元のSIMに戻し、ネット通信できることを確認しておく
2 現地でどうだったか
2-1 すぐつながった
- SIMカードを入れ替え、データ通信とデータローミングがONであることを確認する(今回私は、トランジットの間に交換しておいた)
- 機内モードを解除したら、ネットワーク名が「検索中」となり、しばらく待ったもののつながらない。しょうがないので本体再起動したら、「I WIND」となってつながった!
- 残使用量の確認やリチャージは、マイアカウントのページからできた
- 残量確認時は、以下に注意
マイアカウントで表示されるデータ残量は、
セッション(通信)が途切れたタイミング毎に更新されるため、
最新の情報を表示させたい場合は一度フライトモードに入れるなどし、
セッションを意図的に切ることを推奨します
2-2 テザリングができない罠
- ネットは使えるのだが、どのキャリアーを選んでもテザリングできなかった
- 具体的には、「インターネット共有」が押せなかったり、押しても「KPNに問い合わせてください」とか謎メッセージが表示されONにできない
(KPNというのはオランダのキャリアらしい) - 実は、
1-1-2の、「MMS」のAPN設定だけでは不十分で、
テザリングするにはもう一つ設定が必要だった!
これ↓
(APN、ユーザー名、パスワード以外は勝手に入るので入力不要) - テザリングするには、上の「MMS」という項目の設定だけではなく、
その下の「インターネット共有」の部分にも、
以下の設定をする必要があった!(iOS10.3くらい)- APN fast.m2m
- ユーザー名 なし(空欄)
- パスワード なし(空欄)
- これ、どこにも書いてなかったので難儀した
- 一度設定すれば、普通にテザリングもできたし、容量のリチャージもできた
2. 【中国聯通香港】 China Unicom「 ヨーロッパ 15日間 1GB 上網 / SIMカード 」
- 1GB使えて、3300円+送料
- MightySIMより安いが、使い切ってしまったらチャージできないので注意
- アクティベーションの日から15日間有効
以下、Amazonレビューの引用
バルト海のクルーズ船で、各国1日~2日で移動 合計2週間の旅だったのでちょうど良い感じで利用できました。 たまに、スマホとオペレータの電話会社の相性が悪いときがあるので、スマホは複数持っていくと入れ替えて利用できるので安心です。 デンマーク・ドイツ・リトアニア・フィンランド・スウェーデン・ノルウェー そして オランダで 便利に利用できました。 利用した機器は IPHONE6SPLUS シムフリー と ギャラクシー S5 AUの コード入力したもの です。
2-1 APN設定
- 1-1-1を参照して、APNを設定する
- ローミングをON
- APN : primary.m2m
- Username : なし
- Password : なし
- MightySIMと同様、「インターネット共有」のAPNも設定しておく
MightySIM同様、この設定をしないとテザリングできなかった
2-2 現地に着いたら
- 特に問題なくつながった
- 説明では4Gをオフにしろとあったが、しなくも勝手に3Gでつながった
テザリングが不要なのであれば、Threeという会社のSIMがコスパ最強っぽい。
Threeデータ通信専用プリペイドSIM【3GBタイプ】【最大90日間有効】
- 90日3GBが3000円弱で使える
- これは未使用なので、試す場合は調べてみてください
その他、あると便利な小物。
SIMカードを外したあとに入れておくためのケース
SIMを取り出すための、クリップみたいな道具も入れておく。
私は旅行中、これを財布に入れて過ごした。
まとめ
以下の2つのSIMを日本で買って設定して行くと、
ヨーロッパでも普通にネット使えて、テザリングもできた。
(要SIMフリー端末。iPhoneで動作確認)
- MightySIM【データ専用グローバルSIMカード】
- 【中国聯通香港】 China Unicom「 ヨーロッパ 15日間 1GB 上網 / SIMカード 」
注意点は、APN設定は、「MMS」だけでなく、下の「インタネット共有」も行うこと(下図)
これをしないと、テザリングができなかった