他の人の役に立つかもしれないので、
試行錯誤の結果を記録しておく。
背景:口呼吸は良くないの?
いろいろ調べてみると、睡眠時に口呼吸なのは、
体に良くないことらしい。
いびきをかきやすくなったり、脳が疲れやすくなったり、
口の中が乾いて虫歯になりやすかったりするそうだ。
そこで颯爽と登場するのが、年中鼻詰まり気味、
ヘビー鼻ヅマリャーであるところの私である。
さて寝るかと横になり。
おっと鼻で呼吸するんだったなと口を閉じる。
鼻呼吸を試みるも、慢性鼻づまりのため、
鼻腔が狭くて空気抵抗が大きく微妙に息しづらい。
シュー、シュー、と妙な音を立てながら、
がんばって鼻呼吸すること1分。
こんなんやってられるかー!プハーッ!
と渾身の口呼吸である。
意識があるときですら、これなのだから、
寝ているときに鼻呼吸にするなんて、
まさに夢のよう、だ(←うまいこと言った)
結論:気合いで鼻呼吸にするとか、絶対無理
ところが、である。
何もしなければ、睡眠時の鼻呼吸率0%を誇るこの私が、
これから説明する「鼻詰まり系睡眠時口呼吸人向け睡眠時鼻呼吸化メソッド」により、
なんと97%以上の確率で朝まで鼻呼吸を達成しているのである。
やったね!自分でも恐ろしいほどの変化だ。
ということで、これから、睡眠時口呼吸に悩む皆さんに、
この「鼻詰まり系睡眠時口呼吸人向け睡眠時鼻呼吸化メソッド」(長い)について
説明していこう!
道具を使って、睡眠時も鼻呼吸にする
方針:根性でどうにかならない問題は、道具の力を借りる。
ということで、やって来たのがドラッグストア。
寝るときに口に貼る用のテープが売っている。
例えば以下のようなものだ。
安眠を生む「口閉じテープ」 小林製薬の勝算は?|MONO TRENDY|NIKKEI STYLE
↑こちらには、睡眠時の口呼吸がいかにダメで、
なぜ鼻呼吸するといいのかという理由についても書いてあるので、
読んでみてほしい。
さて、この「口閉じテープ」は、まさに、
睡眠時の口呼吸を防ぎ、鼻呼吸にするために生まれた商品
私にぴったりじゃないか!
ということで、早速試してみた。
しかし大変残念なことに、
睡眠時の口呼吸を防ぎ、鼻呼吸にするために生まれた商品
をもってしても、私の睡眠時口呼吸を防ぐことはできなかったのだ。
なぜだ!!
なぜ上手くいかないのか
なぜなら、私の口呼吸の原因は鼻づまり。
口を閉じたところで、鼻で息をしづらいのは変わらないのだ。
仮に、口にテープを貼って寝付くことができたとしても、
寝ている間に無意識でテープを剥がしたようで、
朝目覚めると、いつも通りの口呼吸となっていた。
フローチャートにすると、こういうことだ。
鼻づまり → 鼻で息がしづらい → 口を開けてしまう → 口呼吸
これをフローチャートと呼ぶかどうかはさておき、
大元の原因である鼻づまりをどうにかしなければ、
睡眠時鼻呼吸は成立しないのである。
勘のいい読者諸賢は既にお気付きの通り、既にこの世の中には、
「鼻腔拡張テープ」という偉大な発明がなされている。
ちなみに、私の中で鼻腔拡張テープと言えば
Dragon Ashの降谷氏なのだが、Google画像検索しても、
鼻腔拡張テープを装着している画像がさっぱり見当たらない。
→dragon ash 降谷 - Google Search
むしろ、プロレスラーの小島聡氏の方が、
鼻腔拡張テープを付けている写真が多く見受けられる。
小島聡 - Google Search
なんの話だっけ。
あ、そうそう。
睡眠時に鼻呼吸にするための手段として、
鼻腔拡張テープはどうかという話だった。
鼻づまり → 鼻で息がしづらい → 口を開けてしまう → 口呼吸
↓
\\鼻腔拡張テープ//
↓
鼻を息が通る → 鼻で息できる → 口を開けなくてすむ → 鼻呼吸
ということなのである。
しかし、睡眠時と言えば口呼吸、
というくらいに体に馴染んだ口呼吸。
鼻でも口でも息できるなら、口で息すればよくね?
と体が判断してしまう可能性も、十分に考えられる。
実際、鼻腔拡張テープだけを貼って寝てみたところ、
鼻で息がしやすくなってはいるものの、
結局口を開けて息をしている自分がそこにいた。
[理想]
鼻を息が通る → 鼻で息できる → 口を開けなくてすむ → 鼻呼吸
[現実]
鼻を息が通る → 鼻で息できる → 口を開けなくてすむ → けど口でも息できる → 口呼吸
ということなのだ。
そこで、満を持しての、口閉じテープの登場である。
STEP1
鼻づまり → 鼻で息がしづらい → 口を開けてしまう → 口呼吸
STEP2
\\鼻腔拡張テープ//
↓
鼻を息が通る → 鼻で息できる → 口を開けなくてすむ → けど口でも息できる → 口呼吸
STEP3
\\口閉じテープ//
↓
鼻を息が通る → 鼻で息できる → 口を開けなくてすむ → けど口でも息できる
→ 口閉じテープ → 口で息できない → しょうがないから鼻呼吸
「鼻腔拡張テープ」と「口閉じテープ」という
2つのイノベーションを掛け合わせた、
「睡眠時鼻呼吸化ダブルイノベーション方式」を採用することで、
「鼻詰まり系睡眠時口呼吸人向け睡眠時鼻呼吸化メソッド」
の完成を見たのだった!
まとめ
慢性的な鼻づまりによる、ガンコな睡眠時の口呼吸に対して、
「鼻腔拡張テープ」と「口閉じテープ」という、
2つのイノベーションを掛け合わせた
「鼻詰まり系睡眠時口呼吸人向け睡眠時鼻呼吸化メソッド」により、
持続的な睡眠時鼻呼吸体制の構築が可能となった。
なにしろ、この「鼻詰まり系睡眠時口呼吸人向け睡眠時鼻呼吸化メソッド」(長い)を
採用してからというもの、
何もしなければ睡眠時口呼吸率100%を誇るこの私が!
なんと97%以上の確率注)で、朝までグッスリ鼻呼吸を達成しているのである。
サイズに「レギュラー」(上)と「ラージ」(下)があるので、
サイズが合う方を選ぶと良いと思う。
ドラッグストアを巡ってみたが、結局、
Amazon定期便が、最安かつ買い忘れがない、
という結論に至った。
数量3、配送頻度は1ヶ月にしているが、ここはお好みで。
口閉じテープ
睡眠時口閉じ専用のテープを開発した小林製薬には申し訳ないが、
紙ばんそうこうで十分だった。
4〜5cmくらい適当に切ったテープを、
口を閉じるように貼れば多分大丈夫。
それでも口の端から呼吸してしまう場合は、
口の中央だけではなく、左右に2本貼れば、まず大丈夫。
2本 × 5センチで、一日10センチ使うとしても、
100日は使える計算。全然なくならない感じ。
旅行のときも、この2つ持って行けばいいだけ。
友達との旅行とかのときは、
「オレいびきかくみたいだから、みんなに迷惑かからないようにさ」
とか言えば、イジられずに済むんじゃないかな。知らんけど。
Q&A
窒息しない?
私の経験では、起きたらテープが取れていたことがある。
おそらく、寝ている間に鼻呼吸しづらくて、
自分で剥がしてしまったのだろう。
心配だったら、寝ている自分が剥がしやすいように、
厳重に貼らないでおけばいいかと。
肌が荒れない?
これは個人差があると思う。
個人的には、ここ数ヶ月毎日、鼻に鼻腔拡張テープ、
口に紙テープを貼って寝ているが、
特に皮膚に問題は起きていない。
ただ、これは私の面の皮が厚いだけかもしれない。
皮膚が繊細な人は、肌が赤くなったりしたら
ストップしたほうがいいかもしれない。
粘着力にバリエーションもあるようなので、
色々試して、自分に合うものを探してみて欲しい。
睡眠は毎晩長い間している、大切な時間。
鼻呼吸にすることで、睡眠の質が向上して、
その効果が積み重なって、きっと将来的に、なんかこう・・・
いい感じになってるんじゃないかな!
〜おしまい〜