先日iMacが壊れてMac miniに買い替え、しばらく順調に使っていた。
(iMacからMac mini (2020)に乗り換えた理由としばらく使ってみた感想 - うむらうす)
しかし、先日OSを10.15.5→10.15.6にアップデートしたら、
再起動後、モニタに何も映らなくなった。
結構解決に手間取ったので、
調べたことと、うまくいった対策を書いておく。
原因?
調べたところ、Mac miniには突然画面が映らなくなる不具合があるらしい。
何それ迷惑。やめてほしい。
ともあれ、詳細は下のリンク先を参照されたい。
macOS CatalinaへアップグレードしたMac miniでHDMIの信号が出力されない不具合が報告されています。
...
画面がHDMIディスプレイへ出力されないためリモートデスクトップやVNCでアクセスしない限りログイン画面を見ることができないそうです。
macOS 10.15 CatalinaへアップグレードしたMac miniでHDMI信号が出力されない不具合が報告される。 | AAPL Ch.
確かに、他のマシンからVNC(画面共有)でアクセスすれば、
デスクトップ画面を見ることはできた。
マシンの内部では普通に起動している模様。
上に書かれている通り、HDMI出力がなされていないのだろう。
対策?
対策1 TimeMachineでOSアップデート前に戻す→失敗
OSアップデートでこうなったのだから、
アップデート前に戻せば元に戻るはず。
普通、こう考えるだろう。
しかし、元に戻せなかった。
理由は、モニタなしに起動ディスクを変更できなかったから。
まず、TimeMachineでOSアップデート前に戻すには、
そのOSが動いている状態では戻せないので、
起動ディスクを変更しなくてはいけない。
そりゃそうか。
しかしCatalinaになってから、起動ディスクの変更には、
「起動セキュリティユーティリティ」の設定変更が必要なのだそうだ。
起動セキュリティユーティリティを開くには、以下の手順を実行してください。
1. Mac の電源を入れ、Apple ロゴが表示されたらすぐに「command (⌘) + R」キーを押し続けます。Mac が macOS 復元から起動します。
2. ユーザの選択画面が表示されたら、パスワードがわかっているユーザを選択して「次へ」をクリックし、そのアカウントの管理者パスワードを入力します。
3. 「macOS ユーティリティ」ウインドウが表示されたら、メニューバーから「ユーティリティ」>「起動セキュリティユーティリティ」を選択します。
4. 認証を求められたら、「macOS のパスワードを入力」をクリックし、管理者アカウントを選択して、そのパスワードを入力します。
起動セキュリティユーティリティについて - Apple サポート
ポイントは、
「command (⌘) + R」キーを押し続けながら起動」
というところ。
そう。モニタが映らない状態では、この「押しながら起動」した状態では、
VNCでつながらないので画面が見れないのだ。
(たぶん。私はできなかった)
画面に何が表示されるのかを全て把握していて、
目をつぶっても操作できる達人でないと、操作はムリだろう。
というか、私はムリだった。
ちなみに、この仕様は
Apple T2 セキュリティチップを搭載したコンピュータ
で実装されている。
iMac (2020 年に発売されたモデル)
iMac Pro
Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)
Mac mini (2018 年に発売されたモデル)
MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル)
MacBook Pro (2018 年以降に発売されたモデル)
Apple T2 セキュリティチップについて - Apple サポート
上記の機種以外なら、あるいは上記機種であっても、
すでに「起動セキュリティユーティリティ」の設定を変更したことがあれば、
普通に起動ディスク変更できたのだろう。残念。
対策2 USB-Cケーブルで接続する
HDMIから映像出力されないなら、
USB-Cでつなげばいいじゃない?
というごく自然な発想から導かれる解決策がこちら。
私の場合、ラッキーなことにモニタもUSB-C対応だった。
HP Pavilion 27 QHD 量子ドットディスプレイ 価格.com 限定モデル
そこで、両端USB-Type Cのケーブルを買って、
Mac miniとモニタをつなげばいいはず。
買ったのは以下のもの。
結構高くて、これで映らなかったらどうしよう、とドキドキしたが、
問題なく映った。よかった。
ケーブルを買う際の注意点として、
「USB-Type Cケーブル」は、USB2.0ではなく、
USB3.1に対応しているものを選ぶこと。
(「Gen3.1」とか書いてある)
そうでないと、画面が映らないかも...
(参考:【特集】USB Type-Cの挙動を探る(ディスプレイ編) ~Type-C搭載ディスプレイの映像出力&給電機能をチェック - PC Watch)
モニタがUSC-Type Cに対応していない場合でも、
USB-Type C ↔︎ HDMIの変換ケーブルを買えばいいと思う。
例えばこんな感じのもの。
まとめ
- OSアップデートしたら、Mac miniのモニタが映らなくなった
- よくわからないが、HDMI出力がされなくなったらしい
- USB-Type Cケーブル(Gen3.1対応)でモニタとつないだら無事映った
Mac miniを使うときは気をつけてね!