「最大公約数的な」という言い方は聞いても、
「最小公倍数的な」という言い方はあまり聞きません。
昔は仲良しコンビだったはずなのに、
いつの間にか活躍の頻度が違うなんて、
ガチャピ○とムッ○みたいですね。
ということで、これから「最小公倍数」を持ちあげてみます。
最小公倍数の方がえらい
「最大公約数」っていうのは、
切り捨ててしまっているんですよ。
細部の違いというものを。
一方、神は細部に宿るらしいじゃないですか。
ということは、神を切り捨ててしまっていると。
これはイクナイ!!
(ちょっと苦しいか)
例を挙げましょう。
田中さんはカレーが、
伊集院さんはカツ丼を食べたかったとします。
「最大公約数的に」決めれば、
もう白米しかないですよ。ライス。
ヲ〜ウ、オカズガナイデ〜ス。(ペリー風に)
それが、「最小公倍数的に」決めたとしたら、
どうでしょうか?
そうです!カツカレーですよ!!
すごい!夢みたい!(言いすぎ)
もう一例出しましょう。
松岡さんは、NYに、
高柳さんはパリに行きたかったとします。
「最大公約数的に」決めれば、
...まぁ、お台場でしょうね。
でも、「最小公倍数的に」に決めたとしたら、
どうでしょうか?
そうです!「北米東海岸→ヨーロッパの10日間の旅」ですよ!
もう断然こっち!!!
あと、「最大公約数」と「最小公倍数的」、
英語で何ていうか知ってますか?
「最大公約数」は「the greatest common divisor」
略して「GCD」あるいは「g.c.d.」らしいですね。
一方「最小公倍数」は「the lowest [least] common multiple」
略して「LCM」あるいは「l.c.m.」らしいです。
響き的にも「グ・ク・ドゥ」よりも「ル・ク・ム」の方が
断然ステキですよね。
え?理由?
えっと、ほら、濁点が多いと。
ちょっと重い感じするじゃないですか。
一方、LCMの方が軽やかっていうか。
...もういいでしょう?
とにかく、もう最小公倍数の圧倒的優位は揺るがない感じですね。
ということで、今日は「最小公倍数」の
再評価を世に問うてみました。
今年は「最小公倍数的に」というフレーズを
流行語大賞にしたいと思いますので、
ぜひ関係各位は隙あらば使っていく方向でお願いします。