それもください、というのが1秒遅かった

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

スタバで
「アイスのミルク多め氷少なめのラテ」
を頼んだら、
「アイスのミルク多め氷少なめのココア」
が出てきた。

おしいけどちょっとちがうなー、と思いながら
ぼーっと眺めてたら、

「あ、違いますよね!」

と言いながらバリスタ(でいいだっけ?)が
アイスのミルク多め氷少なめのココアが入った
カップを私の前から奪い去り、一気に流しにぶちまけた。

そのとき、私の中で全ての動きが
スローモーションに見えた。

氷が流しへ、我先にと飛び込んでいく。
ちょっと氷で薄まったココアが、
先を行く氷に襲いかかるかのように後を追う。
そして本体のココアが、その焦げ茶色の光を乱反射しながら
流しへ衝突し、跳ね回る。
ついでにボールが止まって見えた。

「そして時は動き出す」

じゃなくて、

「それも飲みます!」

と1秒早く言えていたなら。

「アイスのミルク多め氷少なめのラテ」と
「アイスのミルク多め氷少なめのココア」を
両方飲めたんじゃないか。
喉乾いてたし余裕で行けたし。

超ガッカリ。
そんな思いにさいなまれながら、一日を過ごした。

次から、迷ったら言おう、と思った。