最近味わった恐るべき体験

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私は電車に乗っていた。

席が空いているので座ると、
隣には20代〜30代、あるいは40代〜50代の男性。(多分前者)

その男性と私の位置を図にすると、こうなる。

  そ
  の
  人 私
  ↓ ↓
○ ★ ☆ ○ ○
ーーーーーーーーーー

実際は、席はぎっちり詰まっている。

するとその男性が、やおら右手を自分の右耳の穴に挿し込んだ!

  そ
  の
  人 私
  ↓ ↓
○ ★コ☆ ○ ○
ーーーーーーーーーー

かと思いきや、猛烈にほじり始めた!

(その手をどうする・・・!?)
という私の警戒心をよそに、
十秒ほど後に彼の指が耳から出てきた。

  そ
  の
  人 私
  ↓.↓
○ ★1☆ ○ ○
ーーーーーーーーーー

おいおい、親指と人差し指の間になんか持ってるよ・・・
と思ったら、

指 で こ ね 始 め た !!!!

うわぁ...

しかも右手。私と接している側の手。
もしこの状態で、彼が右手の親指の上に「それ」をセットし、
「ピンッ!」ってはじいたら......!!

平静を装いながらも超ビビっている私をよそに、
彼は平然と「それ」をこねくり続けている。


奇妙なことに、私にはその後の記憶がない。

人には、強烈すぎる体験をすると、
記憶を封印するという対処法があるらしい。

その話と今回の一件とは、何ら関係ないはずである。
はずであるったら!!!

ちなみに図が何ら有効な役割を果たしていない件については、
一切の苦情は受け付けない感じ。