テラバイトクラスの内蔵ディスクが残り容量20GBを切る危機!〜ディスクの中身を整理してみたのでその手順を公開
mutaさんのこの記事を読んで、
「そういえばウチも最近動きが遅いなぁ」
と思って調べてみたところ、
なんということでしょう!
OSのパーティションの空き容量が、
なんと残り2Gしかないではないですか!
ということで、何が容量を食っているかを特定し、
その対処法を調べてみました、という記録です。
「このMacについて」を使う
「このMacについて」? 何ができるの?
私にも、そういう時期がありました...
でも実は、かなり有能な子なのでした。
使い方については、mutaさんの記事が参考になります。
→「このMacについて」は単なる仕様表示機能ではない!実は優れた使い方ユーティリティに進化している
記事を参考に、「ストレージ」の項目を見てみましょう。
「その他」ばっかりです。134GBもある。
なんなんでしょう?この「その他」って。
なんかこの時点で、「再起動したらかなり改善するぞ」と
ゴーストがささやいているのですが、
あえて再起動は最後に取っておいてみました。
<追記>
DaisyDiskwsを使うと、どのディレクトリに何があるかを
視覚的に表示してくれるらしい。
1000円くらいのシェアウェア。
mutaさんの解説記事→DaisyDisk
<追記ここまで>
ゴミ箱を空に
ゴミ箱が14.3GBあったので空に。
基本ですね。
他にどこで容量を食っているかの調査
mutaさんはDaisyDiskを使っていますが、
Sharewareだったので、こちらを参考にして
ターミナルでがんばってみました。
→ハードディスクの空き容量が極端に少なくなる場合の対処方法: Apple サポートコミュニティ
ターミナルで、
sudo du -g -x -d 1 / | awk '$1 >= 5{print}'
あるいは
sudo du -g -x -d 5 / | awk '$1 >= 5{print}'
と打ち込みます。
これで、OSパーティションにある、
容量が5GB以上のディレクトリが抽出されます。
上はOSパーティション直下のみを見ます。
大物を把握したいだけなら、こちらでいいかもしれません。
下の方は、5階層下のディレクトリまで、探してくれます。
その分、実行に時間がかかります。倍はかかるイメージです。
ということで、調べます。
まずはざっくり状況を把握したかったので、
上のコマンドを調べました。
容量が大きい上位5項目はこんなでした。
89G /Users
36G /Applications
14G /Library
11G /Developer
9.4G /private
なんということでしょう!
Usersフォルダがダントツ一番とは!
swapfileが原因なら /private かな、
と思っていのだが、9.4GBですね。
この時点でswapfileは8個、
合計8GBくらいだったので、特に矛盾はないです。
次に、下のコマンドで、もっと細かく調べます。
sudo du -g -x -d 5 / | awk '$1 >= 5{print}'
結果としては、以下の2つのディレクトリの容量が
特に大きいことがわかりました。
~/Library/Thunderbird 8.8GB
~/Library/Application Support/MobileSync 20GB
Application Support/MobileSync って?
Application Support/MobileSync って何でしょう?
◎ MacをiOSデバイスの同期に使用している場合
iOSデバイスのバックアップファイル (/Users/username/Library/Application Support/MobileSync/Backup) が予想外に大きくなっている可能性がある。とりあえず、iTunesの「環境設定」>「デバイス」>「デバイスのバックアップ」でバックアップされているデバイスの名前と日付を確認し、不要なバックアップについては選択して「バックアップを削除」してみて欲しい。
ハードディスクの空き容量が極端に少なくなる場合の対処方法: Apple サポートコミュニティ
ということで、これは
iTunesがローカルに取っている、iPodなどのバックアップです。
消すには、iTunesの「環境設定」→「デバイス」から、
既に使っていないiPodとかのバックアップを削除します。
するとMobileSyncフォルダの容量は、
20GB → 5.7GB になりました。
→ 15Gほどの削減です。
これは大きい!
空き容量も、 2.2GB → 31.8GB になりました。
ゴミ箱とMobileSyncを合わせると30GBくらいでしたから、
計算も合います。
Download フォルダの整理
次に、Downloadフォルダの整理です。
ついつい、肥大しがちですね。
私は音声ファイルが10GBくらいありましたので、
データ用パーティションに移動しました。
これで、空き容量が 31.8GB → 40.2GB になりました。
空き容量が、更に10GB近く増えました。
再起動
最後に、お待ちかねの再起動をしてみましょう。
swapfileがなくなるはずですので、
10GB弱、空き容量が増えると予想されます。
実際、予想通り、 40.2GB → 49.3GB となりました。
「その他」が9GBくらい減りましたね。
50GBくらい空けば、上出来でしょう。
最後に確認のため、
sudo du -g -x -d 5 / | awk '$1 >= 5{print}'
をしてみると、
67GB /Users
36GB /Applications
11GB /Developer
15GB /Library
5GB /System
となりました。
私の場合のおおよその内訳は、
Users → 22GB減
ゴミ箱 → 15GB減
swapfile → 8GB減
という感じですね。
私はこれでとりあえずやめましたが、もっとガッツリとやりたい人は、
冒頭に紹介したmutaさんの記事を参考に、やっつけると良いと思います。
→テラバイトクラスの内蔵ディスクが残り容量20GBを切る危機!〜ディスクの中身を整理してみたのでその手順を公開
まとめ
やったこと
- ゴミ箱を空に
- MobileSyncの不要なバックアップ削除
- Downloadフォルダの整理
- 再起動
結果
システムパーティションの空き容量が
2.2GB → 49.3GB へ増加!
47GB も増えましたね。
虹色カーソルグルグルも減りました。
よかったよかった!
おまけ
やってみたものの、ほとんど意味がなかったこと。
- 「ディスクのアクセス権の修復」
- MainMenu で「すべてのメンテナンス」
- MainMenu で「すべてのログを消去」
空き容量が大きくなると、
swapfileの断片化も解消されたりするのでしょうかね。