テレビなどでサイトのURLを紹介しているとき、必ずと言っていいほど頭に「http://」をつけているのはなぜ?
「プロトコルはhttpでお願いします」ということ自体は全く間違いではない。むしろ、正しい。 しかし目的に沿っているかという点では、どうだろう?
サイトのURLを紹介する目的は、言うまでもなく視聴者にサイトにアクセスしてもらうためである。 そして視聴者のほとんどがブラウザを使ってサイトにアクセスし、ほとんどのブラウザで「http://」は省略してもサイトを見ることが可能だ。
すると、アクセスする人の数だけ不要な「http://」がネットワーク上を流れて回線の容量を圧迫する、とは思わないが、PCに詳しくない人が「://」あたりを打ち間違えて激怒し、アクセスをやめてしまうばかりかそのCMを流した企業のイメージダウンにつながる、というストーリーは私の脳内では十分に考えられる。
ということで、私はこの「http://」は、目的に対して百害あって一理なし、と思うのだ。
が、
「いや、このhttp://は入力してもらうためのものではなく、URLをメモするための準備時間を視聴者に与えるためのものなのだ」
という画期的な意見に接するにあたり、自らの見識の狭さを恥いるばかりであるかというとそうでもない。
だっていらないじゃん。