まさに「その発想はなかったわー」的な華麗な回答の数々。
1. sinのnを消してsiを残している
そうすると、「tan x /sin x」とかなると、nを消しあって「tax / six」とかになって、「税を6で割る」とかいう何が何だかわからない答えが出てきそう。
2. 式の展開(expand)を空間的な展開を華麗に勘違い
もはや確信犯的とも言える。3つ段階を踏んで、徐々に拡がっているのが心遣いを感じさせる。
しかし彼/彼女に聞きたいのは、なぜ「(」と「a」の間、「b」と「)」の間、「)」と「n」の間が拡がっていないのかということである。
宇宙が等方的に拡大していることを考えると、全てのすき間が等しく拡がっていると考えるべきである。
( a + b ) n
となるべきだろう。
宇宙の拡大と関係がない可能性については、これを却下する。
3. ∞を、8を90°回転させたものと勘違い
キン肉マンのエピソードを思い出さざるを得ない。
相手を下にした状態で上空から落下し、マットに叩きつけるという極悪な技があった。
たしかアシュラマンがかけてた。
しかし相手はこれを「8は逆さにしても8なのさ」というよくわからない理屈で上下をひっくり返し、アシュラマンは自らの技でマットに叩きつけられ悶絶。
しかしなにを血迷ったかアシュラマンは同じ技をかける。
「また返してやるぜ」
「そうはいくかな?」
上から下に落ちていたのが、急に90°回転し横に落ち始める
「な、なにい!急に重くなった!返せない!」
「フ・・・8を横にすると・・・」
「・・・!!∞(ムゲンダイ)!!」
うろ覚えだが確かこんな。もうなにがなんだか。
横に落ちるのはなぜ?
重力は?
∞もひっくり返せば∞なんじゃないの?
などなど、疑問は尽きなかったのを覚えている。
ものすごい勢いで脱線したが、後悔はしていない。
4. 「Find x(xを求めよ)」に「Here it is(ほれ、ここ)」と
むしろ何いってんの?ここにあるじゃん?くらいの勢い。
5. ルートの中だけ消してルートだけを残すという荒技
これを見て、√とは単体では存在できず、中身があって初めて意味がでる存在なのだと認識を新たにしたが、多分明日には忘れてる。
この考え方を拡張すると、おそらく√2 / √3 とかが √ だけ消しあって = 2/3 とかになるわけだ。新しい。
というわけで、従来の枠にとらわれないクリエイティブな考え方というのは決して無駄ではないが、数学のテストとは相性が悪いのでやらない方がいいと思った。