- フラット化する世界 [増補改訂版] (上)
- 発売元: 日本経済新聞出版社
- 価格: ¥ 2,100
- 発売日: 2008/01/19
- フラット化する世界 [増補改訂版] (下)
- 発売元: 日本経済新聞出版社
- 価格: ¥ 2,100
- 発売日: 2008/01/19
★★★★☆
有名な本書だが、今ごろ読んでみた。
内容は伝え聞いて知っていた通り。ネットの発達により世界の距離が縮まり、また距離を超えた仕事のアウトソーシングも進行している。このことを「フラット化」というキーワードで述べているわけだが、その要因を大きく3つにまとめている。
PC1台あれば、距離を超えて世界中から情報を手に入れ、コミュニケーションを取ることができるような「場」ができたということ、その場を利用する「人」が爆発的に増えたこと、その人たちが場の新しい「使い方」を身につけ始めた、という3つである。本書ではこのこと「三重の収束」と呼んでいる。
確かに、「場」はできた。日本はインフラも十分発達していて、ユーザーもブロガーも非常に多い。しかしこの「フラット化」を活用している人は非常に少ない。それは言語の問題があり、またフラット化の恩恵に預からなくても日々暮らしていけるという環境の要因もあるだろう。
扉が開かれている。では、その扉はどうすれば開くのだろうか。
その他の書評などはこちら。
→Socialtunes - haru