毎年BBCが行っている、世界の中のある国が、世界に良い影響を与えているか、悪い影響を与えているかを答えるアンケートが今年も行われたようだ。と思っていたのだが、どうやらBBCは主催はしているが、実際に調査を行っているのはGlobeScanという会社で、メリーランド大学のプログラムで行われているものらしい。
調査が行われた国はブラジル、イギリス、中国、フランス、ドイツ、インド、イラン、イスラエル、日本、北朝鮮、パキスタン、ロシア、アメリカ、EU。ドイツが今回初参戦。
→BBC NEWS | Americas | World views US 'more positively'
詳細はこちらGlobal views of USA improve
Similar to last year, Japan is among the most positively rated countries. However, it comes a close second to Germany which is included in the ratings for the first time. The European Union comes third.
日本の好感度は、今回初参加のドイツに続いて僅差の世界第2位。ドイツが「世界に良い影響を与えている」と答えた人は56%、「悪い影響を与えている」と答えた人は18%。日本は「良い影響」56%、「悪い影響」20%。依然として世界から高い評価を受けていることがわかる。
「日本が良い影響を与えている」と答えた人が多い国は21ヶ国、「悪い影響を与えている」と答えた人が多い国は2ヶ国。答えが割れた国は1つ。さて、まず「悪い影響」と答えた2ヶ国は・・・
Japan comes in a close second, with 56% positive to 21% negative. But a majority of those surveyed in neighbouring China and South Korea expressed negative views of Japan.
やっぱり・・・。例年通り中韓でした。ちなみに答えが割れたのはメキシコ。他の国は全て「日本は良い影響を与えている」と答えているんですねー。
ここでおもしろいのが、日本国内で「日本が世界に良い影響を与えている」と考えている人の割合。なんと36%。自己評価が低すぎて笑える(アベレージは6割くらい)。ちなみに中国は90%。KYと言わざるを得ない。言論の自由がないというのはクリティカルなことなのだと痛感する。
他には、捕鯨反対活動でにぎわっているオーストラリアで「日本は良い影響を与えている」と答えている人が55%から70%へと上昇しているのがおもしろい。また、中韓において「日本は悪い影響を与えている」と答える人が、実は減っている(中国:63%→58%、韓国:58%→52%)。理由はしらない。
以下、他の結果をざっくり。
・アメリカが2005年から続いていた評価ダウンからやや回復
・ロシアの評価が急激に上がっている
ということで、日本はカラオケとアニメだけじゃないんだ!ということで、偏向した一部マスコミの報道を鵜呑みにせず、自国に自信を持ちましょう。(毎回これがいいたいだけ)
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