要約:
- Firefox3 β4はメモリの管理がとても改善されている
- JavaScriptの処理も高速化されている
- 問題は対応アドオンが少ないことくらい
Firefox3 β4はメモリの管理がとても改善されている
Webブラウジングではレンダリングの早さを、Google ReaderなどのWebサービスではJavaScript処理の早さを体感できる仕上がりとなっていた。
そんな高パフォーマンスを実現した改良の一つに、Firefox 3でのメモリ使用量の削減が挙げられる。
From: Firefox 3がメモリ使用量を削減できたワケ:ニュース - CNET Japan
要は、ページをいっぱい開きまくると、解放しにくい細かいメモリが大量に残ってしまうので(メモリの断片化)、それをがんばってなんとかしましたよ!という感じ。
実際、しばらくタブを開きまくってメモリ使用量を見張っているのだが、スワップファイルが量産されるほどメモリ使用量が増えていかない。定性的だが、Safari3のnightly buildと比較して差が体感できる。
詳細はこちらの開発者の人のブログに書かれている。興味のある人はどうぞ
→Firefox 3 Memory Usage(英語)
JavaScriptの処理も高速化されている
Firefox 3 Beta 4レビュー--これはすごい!JavaScript処理が劇的向上 - builder by ZDNet Japan
らしいですよ。確かにそんな気もする。前はとてもじゃないが使う気にならなかったGoogle Notebookがまぁ使ってもいいレベルになっている。これはGoogleの手柄?
問題は対応アドオンが少ないことくらい
とはいえ、強引に対応していないアドオンを動かす方法もいくつかある。
まずは手動でバージョンチェックを無効にする方法。
まずバージョンチェックの無視。
about:configでextensions.checkCompatibilityをfalseにします。デフォルトだとこの項目はないので、右クリックしてNewでBooleanで作ってあげる必要があります。日本語だと新規でブール値かな。
つぎにFirefox3で導入されたセキュアなアップデートが提供されているかのチェックの無視。
extensions.checkUpdateSecurityをfalseにすれば、セキュアなアップデートが提供されてないextensionもインストールできるようになります。こっちもたぶんデフォルトでは項目自体がないのでNewでBooleanで作ってあげてください。
From: Firefox3で動かない拡張機能を動くようにする ? ZeroMemory
あるいはツールを使ってバージョンチェックを無効にする方法もある。
エクステンションのNightly Tester Toolsをインストールし、バージョンチェックを無効にする方法だ。
From: Firefox 3で動かなくなったエクステンションをも〜っと簡単に動かす方法 - builder by ZDNet Japan
あ、一つ気になることがあった。Leak Monitorをしかけていると、やたらとメモリのリークを知らせるウインドウが出まくること。4つぐらいずつ。メモリ管理、良くなったんじゃなかったんだっけ・・・ま、気にしない。
ということで、Firefox3 β4はかなりオススメだ。まだβだけに時々異常終了したりするが、それはSafari3のnightly buildの方がひどいので、しばらくFirefox3 β4で行こうと思う。
参考: