集合知

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三人寄れば文殊の知恵、という。

それでは、三人どころか1000万人とか1億人とかいたらどうなるのだろうか。 普通に考えれば(1000万/3)人とか(1億/3)人、うじゃうじゃと文殊がいるイメージだが、 文殊が3人になったら、更に高次の(文殊)^2(読み方はもんじゅもんじゅ)になるんじゃないか。 つまり、地球上の人間は、文殊およびその高次の存在(文殊)^2(読み方はもんじゅもんじゅ)、 その更に高次の(中略)もありうるんじゃないだろうか。

などという問題提起はどうでもいいのでさておき何が言いたかったかというと、 「集合知ってすごい」ということだ。 なぜここにたどり着くのにこんなに時間がかかるのだ。

例えば、視聴者参加型のクイズ番組で4択の問題があったとする。 どんなにそれが難しそうな問題であろうと、 一番選んだ人が多い選択肢がほぼ正解である。 恐ろしいことに、そんなの知るかよ!的な問題でも、 ほとんどこれは成り立ってしまうのだ。 例えば「はらたいらさんには兄弟は何人いるでしょうか」 みたいな問題であろうと、選んだ人が一番多い選択肢が正解に違いない。

さて、この集合知を最大限活用することを目指した仕組み、 いわば私のとっておきのWeb2.0がGoogle法(別名「みんなに聞いてみよう法」)であるうわぁうさんくさい。

あれ?「考えるな、感じるんだ」が正しいんだっけ、 それとも「感じるんだ、考えるな」が正しいんだっけ・・・ Google法が使えるのは、こんな風に確信が持てなくなってしまったシチュエーションだ。

まず、突如Googleで「"考えるな、感じるんだ"」で検索したヒット件数と、 「"感じるんだ、考えるな"」でヒットした件数を比較する(「 "」がポインツ)。
結果、前者22300件、後者2件。うわ。わかってたけどすごい差。 というように、多い方が正解だ。こうやって正誤を判定するのがGoogle法だ。

ちなみにGoogle法は、英語の言い回しに対してだって使える。 "I can't suddenly supprised!" とか適当言うと、こんな風にフォローしてくれる。

もしかして: "I can't suddenly surprised!"

全てのキーワードを含むは、見つかりませんでした。

"I can't suddenly supprised!"に該当するページが見つかりませんでした。

つまり、「誰もそんなこと言ってません。まちがいじゃないですか?」ということだ。 ちなみにこの「もしかして:」の内容で検索すると

"I can't suddenly surprised!"に該当するページが見つかりませんでした。

と、もしかして!と言っておいてこのフェイント。やるなぁ。だまされたよ。

ということでGoogle法でしたが、みんな知ってるよね。
じゃ、そういうことで。