ホンワカとした曲の出だしを聞いた瞬間、私は
「ああ、算数嫌いの子供を数字に親しんでもらっちゃうような曲なんだな」
と思った。ペギー葉山だし。
しかし、読みが超甘かった。
20秒ぐらいまでは順調だったんです。 しかし21秒ぐらいから衝撃的な歌詞が私の脳髄を貫きました。
ルート 2 プラス1分の 2プラスルートの2
算数チャチャチャで解きましょぉ それ ほぉらもうできた
おいおいおいおいちょっと待とうよ。 まずルート入ってたら算数じゃなくて数学でしょうが。 曲名も、「数学チャチャチャ」でしょ。 なんか秋山仁が出してる本みたいになってきた(注:出してません)。
しかしその数学チャチャチャでどう解くんだろう? さっぱりわからんと思って見ていると、ペギー葉山は朗々と歌い続ける。
分子をルートの2でくくり チャチャ ルート 2 プラス1
そのルート 2 プラスの1 で 分母子を約せばぁぁぁ
いきなり解いちゃったよ! 普通は分母子にルート2マイナス1をかけたりしそうですが、 そんな面倒なことはしないで一発で答えにたどり着く。 「チャチャチャ」=「天才的なヒラメキ」と解釈しました。
衝撃の2番は、ヒラメキ以前にサインとかコサインとか言い始めて 算数嫌いのお子さんを地平線の彼方に置き去りにします。
サインΘがコサインのルートの3倍
算数チャチャチャで解きましょぉ それ ほぉらもうできた
何をすればいいのかよくわからず、Θの角度を答えればいいの? とか思ったのですが、答えを聞いてもそうじゃなかったし、 何が解決したのかよくわかりませんでした。 私はもう疲れましたお休みなさい。
追記)
3番もあるらしいです→算数チャチャチャ
「みんなのうた」初のコンピューター・グラフィックス作品らしいです。