「犬もあるけば棒に当たる」並みに有名な「二階から目薬」だが、 我々は言葉を知っているだけで満足してはいないだろうか? その知名度に対し、理解度があまりに低いのではないか。 要するに、あなたは「二階から目薬」を使いこなせますか?ということなのだ。 私はできないことに気付き、愕然としちゃったわけで、 このビックリ感を皆さんと共有したいと。そういう感じで。
さて、そもそも「二階から目薬」はどういう意味なんでしょうか?
1.「的が小さくて当てるのが難しい」
使いにくくないっすか?それ。シチュエーション限られすぎ。
弓道とかアーチェリーとかダーツとか異常に便器が小さいトイレとか、
すごく一部しか押しても反応しないタッチパネルとか。
予想外に結構ありますな。
2.「できっこない」
「これでは二階から目薬だ・・・」
「果たしてそうですかな?(ニヤリ)」
「そ、それは!!そうか・・・確かにそれなら理論上は可能だ・・・!!よし!行けるぞ!」
異常に先が長いスポイトの様な目薬容器を、先を地面に着けないように注意深く二階へ運ぶ米田課長(42)。
3.「風を読め」
目薬は点眼するときは一滴の水滴なので、容易に風で流されるため、
風に逆らうのではなく風と一体となって目薬を目に運ぶ。
そういう状態に達して、初めて目薬は目に吸い込まれて行く。
と思ったら目つぶりやがったよアイツ超台なしー。以下他の用例。
「ナウシカ。二階から目薬。」
「キャディーさん、二階から目薬。」
さて正解はというと。絶対3だけど、一応確認。
二階から目薬: ことわざの参考書
二階から目薬(にかいからめぐすり)
【意味】
遠まわしなため、じれったく、いらいらとすること。
ものごとが思うよういかないこと。
【ゆらい】
二階から下の人に目薬をさすように、うまくいかないということ。
アーハン。じゃあこういうことか。
「あいつ、ミキちゃんへの思いを届かせるとか言って、一日3000回彼女の名前をノートに書いてるんだってさ。
こりゃもう完全に二階から目薬だな。」
はい。これで今日からあなたも「二階から目薬」マスターですね。 その辺の小学生に自慢して不審がられるといいと思いますね。