あなたのとっておきの口説き文句は、どんなセリフだろうか？
女の子の口説き文句ワースト３０発表に、 出会い系サイトにおいて統計が取られた、イギリスで女の子を口説く文句ワースト３０（THE SUNの記事）が紹介されている。 私が気になった口説き文句をいくつかピックアップしてみよう。
２７位 「私の名はボンド。ジェームス・ボンドだ。」
名乗っただけで口説き文句になるのは、ジェームズ・ボンドとドラえもんくらいのものだろうボクドラえもん！キャーステキ！
１６位 「僕が裸になったら、君がどんな表情をするか見てみたいんだ。」
答え：イヤな顔。ｼｮﾎﾞｰﾝ━━(´･ω･`)━━
２０位 「こんな所で、あんなことをするなんて君はなんて素敵なんだろう・・。」
私が女なら、どんなところでどんなことをするのか気になって、ついて行っちゃうかもしれない（ウソ）。
しかし我らが日本には、イギリスに出会い系サイトができるはるか以前から伝わる、 とっておきの口説き文句が存在するのだ。 その答えは、日本書紀にあった。
イザナギはその妻イザナミに「お前の身体はどのようになっているのか」と聞くと、 イザナミは言った。「私の身体は出来上がっていますが、足りない部分があります」。 イザナギは言った「私の身体も出来上がっているが余っている部分があります。 どうでしょう。私の余っている部分をあなたの足りない部分に差し込んで国を産んでみませんか？」
どうでしょう。この恐ろしいまでにストレートでありつつも、微妙に直接的表現を避けた奥ゆかしい口説きっぷり。
「私の余っている部分をあなたの足りない部分に差し込んで」
文学的です。
この日本が誇る口説き文句は、人生のいざ！という場面を託すにふさわしいセリフだ。
「まぁ、日本書紀ね。ステキね。なーんて言うと思ったか！？
なにがみませんか、だ！？出直してこい！」
と彼女は知的なあなたをK.O.することによって親近感と罪悪感が深まり、
気付くと彼女はあなたと結婚しているはずだ。
と理論上は完璧な口説き文句なのだが、この口説き文句でおとされた女性をイザナミさん以外に知らないところが、 わずかな不安因子と言えよう。