先日気になるフレーズを小耳に挟んだ。
「一応てこの原理を使ってるんだけど」
さっぱり意味がわからないのだが、そこが想像力をかき立てる。ということで妄想スイッチ・オン!
まず「使ってるんだけど」から、てこの原理を使ったにもかかわらず、
残念ながら効果が発揮できなかった、ということが予想される。
例)
1.てこの原理を使ったのに、ものを持ち上げられなかった。
2.てこの原理を使ったのだが、力が強すぎてものがはじけとんでしまった。
3.てこの原理を使ったのだが、実はそれは他の原理を使ってしまっていた。
上記の三つの可能性を比較すると、文句なしに3の可能性が高いに決まっているそうだ絶対にだ間違いない! それでは、世の中にはいろいろな原理がある中で、てこの原理とまちがえて、 一体何の原理を使ってしまったのだろうか? それは私の勘では、間違いなく不確定性原理である! と根拠のないことを強弁するために感嘆符を多用している今日この頃です。
さて皆さんご存知のように、不確定性原理とはハイゼンベルグ(おそらくドイツ人)が提唱した原理で、 「何かを観測する時には何かがが不確定だ」ということを、 甘く切なく、時に激しく、かつ高らかに、そして力強く訴えたことで有名である。 (説明が適当なので鵜呑みにしてはいけないぞ!)
しかし、一体どうやったら、この不確定性原理をてこの原理と間違えるのだろうか。 例えるなら、かけ算の九九でバットをへし折る!みたいな感じではないですか。 普通間違えようがない。
あ、わかった。
要するに、覚えたてだったわけですよ。不確定性原理を。
すると、使いたいわけですよ。不確定性原理を。
ああ、世の中はこんなにも不確定だったんだ!と
オレの赤点も留年も不確定!
私の給与単勝馬券一点勝負完敗金欠生活も実は不確定!
あたしの白馬王子出現豪華絢爛金満人生計画も実は不確定!
というように、私の文章の内容が書き終わるまで不確定、 と絵に描いたように丸く収まったところでまた来週!