さっちゃんはね

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「さっちゃん」という歌がある。

さっちゃんは本名はさちこという名前なのだけれども、 低年齢であるが故に、自らを「さっちゃん」と名乗ってしまうのですよ、 という内容を甘く切なく歌い上げたもので、 特に「だけどちっちゃいか〜ら〜」の部分など聞くたびに涙がこみ上げてくるのを禁じ得ないすみませんちょっとウソつきました。

しかし私はこの内容に、あえて一石投じたい。

「さちこ」・・・・・3文字。2バイト×3=6バイト
「さっちゃん」・・・5文字。2バイト×5=10バイト
∴ さちこ < さっちゃん

バイト数はとにかく「さっちゃん」の方が長い。 「低年齢だから」ということは「さっちゃん」と自称することの理由になっていないのではないか。 私はそう考えうるのである。

もしこれを認めるとすると、「低年齢だから」という理由で「じゅっちゃん」 という愛称ではなく「寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ海砂利の水魚水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶら小路ぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガン、 シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助 」 と自称してしまうことになってしまう。

というのは冗談としても、「さちこ」よりも撥音(っ)・ 拗音(ゃ)を含む「さっちゃん」の方が撥音の難易度が高いというのは誰しもが認めるところであろう。

以上の議論から驚くべき結論を導き出してみる。
[結論]
さっちゃんは早熟な人だった! 「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎればただの人 」という感じがしていた! だから、小さいから(こそ)難しいことが言えるのだ、という論理展開になっていたのだった。

どうです。予想もしなかったでしょう。
私もです。