歩いていると、背後で強烈なおくび(げっぷ)をされた。
なぜだ!?
急いでいて進みたいのに通れない、ということでげっぷをしたのではないか。 つまりクラクション的げっぷ。通してください。げふっ。
しかしそんな意味不明な表現では、理解できる方がおかしい。 「すみません」と一声かけるべきだ。 問答無用のげっぷを浴びせられた日には、 絶対に通してやりたくなくなってしまう。
そこで私もまた、体内のガスを用いてこう答えた。
「ぷぅぅ。(イヤです)」
注:この物語はフィクションであり、実在の人物、集団とは関係がありません。