ニューヨークで、これまで生息していなかった種類の蚊が繁殖しており、 この蚊を媒介にした伝染病の流行が問題になっているそうだ。
この蚊はデング熱など、死に至ることもあるウイルスを運ぶため、 ニューヨークでは、市民に長袖の衣類を着ることを呼びかけたり、 ボウフラが繁殖する川などに薬品をまいたりすることで対策を試みているそうだ。
また、この蚊は飛行機に乗って日本国内へ移動してくることも考えられるため、
ニューヨークからの国際便については、検査員が貨物室や客室などを見回り、
蚊がいないかを点検しているそうだ。
彼らは肉眼で蚊がいるかを見回っていた。
「蚊は、カーテンの影や座席の下などに隠れていることが多いので、
その辺りを注意して調べています」
とのこと。
ちなみに去年機内で発見された蚊は6匹だったらしい。
まず飛行機の点検についてだが、現状では全部見つけろという方が酷だろう。
では他の手段を考えてみよう。
まずカーテン、シート、棚などあらゆるところに殺虫剤をしみ込ませること。
ちょっと臭いかもしれないが、伝染病よりマシだから我慢していただこう。
他には、蚊を見つけるのではなく、蚊をおびきよせるという方法も考えられる。
蚊は、人が発する熱や、呼気に含まれる二酸化炭素に寄ってくる
(お酒を飲んだ人が蚊に刺されやすいのはこのため)。
とすると、強烈な熱を発し、呼気に二酸化炭素を含みまくるタイプの人には、
蚊が寄ってきまくることが予想される。
そこでそのような体質の峰岸さん(仮名)協力してもらい、寄ってくる蚊を倒せばいい。
これは肉眼で探すのに比べればエレガントな方法といえよう。
次にニューヨーク市について。
蚊を絶滅させることは、絶対に不可能である。
すべての川に十分な濃度の薬品をまくことはできそうもないし、
雨が降れば水たまりはいくらでもできるし、そこからボウフラがわき、蚊が成長する。
とすると、どうすれば蚊による伝染病の伝播を食い止めることができるだろうか?
答えへのカギは発想の転換にあった。
蚊から人間へのウイルスの伝染をなくしたいなら、
数を考えると人間の側になんらかの対策を施すほうが、よっぽど簡単である。
すなわち蚊を絶滅させるよりも、人間を絶滅させればいいのである!
これは死ぬ必要は何もなく、ニューヨーク市からの全員退去で十分である。
こうすれば市内で蚊から人間へウイルスが伝染することはありえなくなる。
知能の勝利だ。
今日の単語
shortsighted : 近視眼的な