文字通りカブトムシの幼虫のミスコンである。 青森で行われた「カブトムシサミット」での催しのようだ。 これはオスメス差別にはつながらないのか、 と心にも無い心配をかましたところで本文へ進むと、 写真のキャプションが目を引いた。
「甲乙つけがたいカブトムシのミス幼虫(右)と準ミス幼虫」
記者はこの説明をウケ狙いで書いたことに疑いの余地は無い。
「こんなのどこが違うのかわからないよな。ハハハ」
とトシちゃんのような笑いをしているのが目に浮かぶようだ。
しかし果たして本当に甲乙つけがたいのだろうか、と私は問いたい。
写真をご覧いただきたい。
明らかに左側の幼虫の方が丸々としていて健康的で、
右側の幼虫の方は腹を見せていて元気がない。
もし「肌の色つやや動きの活発さ」から判断するのならば、
明らかに左側の圧勝だ。
この程度の利き幼虫、素人にもできるではないか。
と思ったら、目に飛び込んでくる
「ミス幼虫(右)」
の文字。
完敗。