鼻濁音
NHKのサイトですが、例文が秀逸です。
例文の持つ意味をじっくりと味わいながら音声ファイル(wav形式)をお聞きき下さい。
最初にあるのが「外出着(がいしゅつぎ)」。
外出にふさわしい服。いったいどんな服なのでしょうか。
少なくともジャージではないはずです。
ドレス?スーツ?タキシード?袴?
チャイナドレス?白衣?バドガール?
妄想 想像は膨らみます。
ちなみに20回ぐらい連続で聞いているとわけがわからなくなってくるのは自然の摂理です。
「カ゜キ゜ク゜ケ゜コ゜」は既に感動的な名文であり私があらためてコメントするまでもないので飛ばすとして、
次に来るのは「目薬は疲れ目にきく」です。
これまた何回も聞いていたらふと目薬を差している自分に気付き、
サブリミナル効果の威力にがく然としましたウソですそもそもサブリミナル効果じゃありません。
「雨雲や雪雲が空を覆っていて薄暗い」にしても、
お前は雨雲と雪雲の見分けがつくのかと問い詰めたくなりますよね。
メインディッシュ。
「下着のパンツと外出着のパンツでは違いがありすぎる」
パンツって下着のパンツですよね。それはわかります。
じゃあ外出着のパンツとはなにものだ。
1.パンツルックのパンツ、つまりズボンという説。
とわれても、んなもん下着のパンツと比較して「違いすぎ!!」とか抜かすなという感があります。
2.見せパンである可能性。スコートとか毛糸のパンツとか。
しかしこれで「違いありすぎ!」と憤慨されても、それってのぞきの逆ギレじゃんと思ってしまいます。
どちらもやばいですね。
次は「午後5時頃になると仕事に対するいきごみがみごとに失われる」
このキレのある例文が生まれてきた理由がかいま見えた気がします。
「いり卵(炒り卵)とゆで卵のどちらの卵が好きですか」
いり卵です。
「シ・ン・ガ・ツ、シンガツ、シンーガツ、シンカ゜ツ、シカ゜ツ」
興味深い説ですが、「シンカ゜ツ」から「シカ゜ツ」にかけて論理展開にやや強引さがみられますね。
それでは来週はマ行半濁音です。マ゜