「歯医者には腕がある」
歯石とやらを取ってもらいに歯医者へ。
先週上の歯をやってもらったので今日は下の歯だ。
例の、上下に動くリクライニングシート(間違ってる)に横たわる。
私の横で、白衣の若い女性がフック船長の手を小さくしたような武器
を右手に持って私の口の中に狙いを定めている。
「は〜い、お口開いてくださ〜い。」
聞いてる時は違和感なかったが、文字にするとすごいな。
だって幼児語じゃん。
そんなことはどうでもいい。
んで、カーブミラーを小さくしたような道具で歯の裏を見たりしながら、
武器で目標をがりがり削り取っていく。
だけならよかったんですがね。
時々、武器があやまって 歯グキにぷすぷす突き刺さる。
これがけっこ〜イタイ。
時々、 歯石というよりも歯グキを削っていると思われるときもアリ。
しばらくして。
「はい、お口ゆすいでくださ〜い。」
問題なのはこの指示が幼児語であることではなく、口をゆすぐと
なんだか赤い液体が流れていくことです。
私はまだ歯槽膿漏ではなく、そもそもリンゴを丸かじりしてない。
そう。あのダメージ1の攻撃が積み重なって、ダメージ10ぐらいになったのだ。
その後は、ちくちくするたびに カッ!と目を見開いたり
武器を口に突っ込まれた状態で「ぃ、タ、ぃ」とつぶやいてみたりと考えうるかぎりの自己主張を試みた。
しかし彼女はしきりに攻撃を繰り返し、その結果現在歯磨きがとてもつらいのでしたとさ。
一言いいたい。
いじめ、カッコ悪いよ。