昨日落合下水処理場の見学に行ってきた。
そのうち水環境のこともからめてせっけんのコーナーに載せよう。
新宿の都庁の辺りでは、下水の高度処理水をトイレの水洗の水として
使っているそうだ。
確かにトイレの水にまで飲める水を使うことはないわけで、
慢性的な水不足に悩む都市にとっては、
下水の高度処理水は貴重な水資源かもしれない。
しかしこのシステムの導入のためには、上水道の設備の他に処理水のための配管を作らなくてはいけないので、 建物の設計段階から計画しなければいけない。 こういった導入コストがかかるので、大規模なビルでしか利用は難しいそうだ。 ちなみに新宿は、下水再利用のモデル地区として計画されていたということだった。
他に聞いたこと。
下水管に光ファイバーを通すという計画もあり、進められているそうだ。
下水管なら既に多くの家庭につながってるので建設コストなし。
しかもどうせ使わない空間なのだから、全く構わない。
これはかなりいいアイデアでは?
見学の後半に、実際に下水処理水利用のトイレにも行ってみたが、別に臭いもしなかった。 トイレそのものの臭いの方が強いようだ。 結構下水もいろんなことやってるんだな。(月並みな感想)