感想メモ:怒らないこと

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)
怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)
    著者: アルボムッレ スマナサーラ

  • 発売元: サンガ
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2006/07/18

★★★★☆

怒るのは良くない。自分を滅ぼすだけ。
上機嫌でいた方がいいに決まってる。

頭ではわかっているけど、でもねぇ。
例えば、やってもいないことで難癖つけられたら、
そりゃカッときますわねぇ…

でも著者のスマナサーラさん(スリランカ上乗仏教長老)は、
こうおっしゃるんです。

怒りの条件が揃ってないときに怒らないのは、
べつに褒められるほどのことではありません。
本当に「怒りがない」ということは、
怒る条件が揃っていても怒らないことなのです。
みんなにけなされているときでも、ニコニコできることなのです。

「7つの習慣」にも
「刺激と反応の間に空白をおいて、反応を選択しなさい」
みたいなことが書いてあるけど、
みんなにけなされてるときに怒らない、なんてできる気がしない。
どうすればいいの?

怒った瞬間に、「これは怒りだ。怒りだ」と観てください。
そうすると、怒りは生まれたその瞬間で消えてしまうはずです。

レコーディングダイエットのようなものでしょうか(違)。
もう、不満は言わない」のブレスレットの方が近いか。
とりあえず、明日から気をつけてみたいと思います。

あと、自分が怒ってなくても怒ってる人には
どう対応したらいいんだろうか。

「ちょっとまって下さい。気持ちではなくて、
何が問題なのか、なぜ問題なのか、そのポイントだけ
おっしゃってください」

これも、自分がヒートアップしながら言ったのでは、
あまり効果がないのだろうなぁ…

あとは「笑い」で怒りを追放するのが良いみたい。

「怒り」と「笑い」は両立しませんから、
怒らないでいるために、とにかくよく
笑うようにしてみてください。

正直、できる気がしない。
けど、少しでもその境地に近づけたら、
すばらしい気がするので、チャレンジしてみたい。

怒っている人や、自分をののしった人に対して怒らないことに
一回でも挑戦したら、相手が味方に変わり、誰も損することなく
勝てることに驚くはずです。

いつかその驚きを感じてみたいもの。
オススメ度は★4つです。
反省させられる本でした。

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