感想メモ:なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?

★★★☆☆

仕事でも家事でも、なんとなくやる気が起きずに、
やることを先送りしてしまった記憶は、誰しもあるだろう。
しかも、やってみると全然大したことはなくて、
なんでもっと早くやらなかったんだろう?
と思うことも、あったりする。

先送りの原因というのは、
「めんどくさい」とか「なんとなく気が進まない」といった
心理的なものであって、実際のタスクの大きさとは
必ずしも一致しなそうだ。

この本は、先送りのメカニズムを明らかにし、
心理学的なアプローチで、行動を先送りしてしまう原因を取り除くことで、
すぐに行動を起こせるようにしよう、というもの。
行動を起こすには「思考→感情→行動」の3段階がある。
それぞれの阻害要因を見つけて、取り除くのだ。

心理的なブロックには、5つのパターンがある。

  1. 完璧を目指しすぎてしまう
  2. 効率を求めすぎてしまう
  3. 結果を怖がりすぎてしまう
  4. もともとニーズがないことをやろうとしている
  5. 自分の可能性を狭くすることを恐れている

心理的なブロックの正体は「恐怖心」であるようだ。
「何をすればよいかわからない」「どれくらい大変かわからない」
という未知のであることに対する恐怖。
それも、そうとわかってしまえば、予想する、人に聞いてみるなどして、
案外簡単に取り除けたりする。
個人的には、これはとても大きな気づきだった。

オススメ度は★3つです。ありがとうございました。
タイトルに興味が憶える人は、読んでみると発見があるでしょう。
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