- ジーン・ワルツ
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- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 1,575
- 発売日: 2008/03
★★★★☆
著者は「チーム・バチスタの栄光」の海堂尊氏。
題材は、不妊治療、代理出産、医療制度。
登場人物の口を借りての霞が関に対するメッセージは強烈。
お前等が無能なせいで医療の現場が崩壊してるんだ
一体どうしてくれるんだ、という感じ。
小説なので、どの程度現実に即しているのかが不明なので判断に困るが、
内容から察するに8割方正しいと読んだ。(本当のところは知らない)
不妊治療に関しても、保険適用にしないことに対する国への批判は
非常にまっとう。
子供を作ろうとしている人たちをサポートする姿勢を示さず、
何の少子化対策なのか。
ネタバレになるので詳細は書かないが、最後の展開はやり過ぎの感。
あんなの許されることではない。(何がかは、読めばわかると思います)
作者の力量は確かで、読ませる力がある。
一方で?という部分もあった。
ということで、オススメ度は★4つです。
関連:
- チーム・バチスタの栄光
- 感想メモ:ラストホープ 福島孝徳 ★★★★★
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