感想メモ:詐欺師のすべて

詐欺師のすべて―あなたの財産、狙われてます (文春文庫)
詐欺師のすべて―あなたの財産、狙われてます (文春文庫)
  • 発売元: 文芸春秋
  • 価格: ¥ 550
  • 発売日: 2002/07

★★★☆☆

詐欺。
あまり人生において遭遇したくない物の一つだ。
しかし自分がプロの詐欺師に目をつけられてしまったら?
対策としては、やはり相手の手口を知っておくことだろう。

普通の人は詐欺についてあまり詳しくないだろうが、種類としては
林真須美のヒ素カレー事件で有名な保険金詐欺を始め、
土地、契約書、有価証券偽造、商品のパクリ、無銭飲食・宿泊、などなど限りない。

手口としては、訪問販売、電話勧誘、マルチ商法、点検商法、
景品付き販売、当選商法、などなどこちらも限りない。

詐欺のプロは、ターゲットが他の人に相談しないように、孤立させようとする。
従って、こういった知識を持っておいて、自衛するしかない気がする。

「最後に詐欺の鉄則十五箇条」が興味深いので紹介しておく。

  1. 「自分は詐欺師ではないとの信念を抱け」
  2. 「演技力を磨け」
  3. 「権威を利用せよ」
  4. 「人の弱みをにぎって活用せよ」
  5. 「無価値のものを価値あるように見せかけよ」
  6. 「真実を核にして嘘を構築せよ」
  7. 「最初はまともな話で相手を安心させよ」
  8. 「騙すなら徹底して騙せ」
  9. 「前科のない者を表に立てよ」
  10. 「必要なら契約書をつくって安心させよ」
  11. 「相手をあわてさせ、冷静さを失わせよ」
  12. 「あらゆる手段を使って時間を稼げ」
  13. 「引き際を心得よ」
  14. 「強い返済要求には応じよ」
  15. 「騙し取った金は隠しとおすか使い切れ」

あまり読んでいて楽しくはないが、生きていくには必要な知識かも。
オススメ度は★3つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

コメントを残す