- 東天の獅子〈第1巻〉天の巻・嘉納流柔術
-
- 発売元: 双葉社
- 価格: ¥ 1,890
- 発売日: 2008/10
- 東天の獅子〈第2巻〉天の巻・嘉納流柔術
-
- 発売元: 双葉社
- 価格: ¥ 1,890
- 発売日: 2008/10
- 東天の獅子〈第3巻〉天の巻・嘉納流柔術
-
- 発売元: 双葉社
- 価格: ¥ 1,890
- 発売日: 2008/11
- 東天の獅子 第4巻 天の巻・嘉納流柔術
-
- 発売元: 双葉社
- 価格: ¥ 1,890
- 発売日: 2008/12
★★★★★
餓狼伝で有名な夢枕獏が描く、講道館設立当時の物語。
登場人物は、嘉納治五郎と講道館四天王、そして武田惣角や
他の古流武術家等。
現在の柔道とは異なる柔道の姿が底にはある。
かつての柔道というものは、このようなものだったのだろうか。
また、御式内という形で合気道も登場する。
合気道というのは、実戦向きではないと言われているが、
達人クラスになると極めて実戦向きだという気がする。
そして、この本でもそのように描かれている。
さすが夢枕獏、読み出すとぐいぐい読ませる。
どんどん読みたくなる筆力はすごい。
しかし私が本当にすごいと思ったのは、あとがきだったりする。
一日五〇枚、七〇枚を書くーーじきに六〇歳になるというのに、
こんなんでいいのかいなと思いながら、のってくると手は飛ぶように
動いてしまうのである。
脳内麻薬がさぞやたくさん出ていた事であろう。
やはりこの人も、仕事にものすごい情熱を持った人だと感じた。
格闘技が好きな人ならぜひよむべき。オススメ。★5つ。
関連:
その他の書評などはこちら。
→Socialtunes – haru