- 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
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- 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 価格: ¥ 1,680
- 発売日: 2008/06/15
★★★★☆
「知識-理解-応用-分析-統合-評価」というブルーム博士の思考の六段階モデル(3つにすると「空-雨-傘」)を元に、ビジネスと必要とされる7つの「力」を説明している。要するに、戦略系コンサルタントが使う知識の基礎を紹介している、「地頭力」に似たスタイルの本。
基本的フレームワークを21個紹介しているページは、カラー図とともにまとまっているので覚えておくとよいと思う。切り抜いて持ち歩くために作られているのかと思った。「力」については、「地頭力」と比較しながら読むと、理解が深まるかもしれない。
さすがアウトラインもしっかりしているし、内容の説明も簡潔である。その一方で、一つ一つの項目の解説が少なく、数が多すぎる気がする。こういった本は、読んだ知識を日常的に利用する習慣を付けてこそ、初めて意味が出てくる。それには内容が盛り込まれ過ぎている印象があるということだ。
ということで、★4つ。勝間さんの本では、10倍シリーズの方が印象が強かった。
関連:
- 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
- 問題発見プロフェッショナル—「構想力と分析力」 ★★★☆☆
- 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」 ★★★★☆
- マッキンゼー流図解の技術 ★★★★★
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