感想メモ:2010年日本の経営

2010年日本の経営―ビジョナリー・エクセレンスへの地図 (未来創発2010)
2010年日本の経営―ビジョナリー・エクセレンスへの地図 (未来創発2010)
  • 発売元: 東洋経済新報社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2006/11

★★★☆☆

NRIによる2010年代に求められる企業経営像の提言

その内容は

「理念・ビジョンを、非正規社員を含む多様化する人材に浸透させ、
組織へのコミットメントを高める」

というもの。
どの企業も行おうとしているような、非常に正攻法なものである。
裏を返せば、いかにそれが形骸化し実現できていないか、
ということでもある。

本書では、この目標を実現するために、
どのようなステップを踏むとよいかを説明しているが、疑問は単純に、
「できるの?」
である。

言うは易し、行うは難し。
「いいことだとは思ってやってみたけど根付きませんでした」
というケースがいかに多いことか。

結局、「何で必要なの必要なの?」と従業員全員が納得しないと、
根付かないだろう。

他に印象に残ったこと。

Q:今の仕事にやりがいを感じている理由
管理職以外の従業員:38%
管理職のトップ:仕事内容がやりたいことに近い37%
役員のトップ:給与水準27%

…あれ?

主張そのものには賛成なのだが、ケースバイケースであることが
多いのではないかと思う。★3つ。

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Socialtunes – haru

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