感想メモ:野村監督に教わったこと—僕が38歳で二冠王になれた秘密—

野村監督に教わったこと—僕が38歳で二冠王になれた秘密—
野村監督に教わったこと—僕が38歳で二冠王になれた秘密—
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2008/02/27

★★★★☆

 元中日の山崎武司が、楽天移籍後に野村監督に受けた教えについて書いている本。

 野村監督というと、ID野球で緻密な理論を優先する頭脳派監督という印象だが、楽天での教えは「野球選手以前に人間としてどうあるべきか」というものだったらしい。

 プロ野球選手というのは抜群に運動神経がよく、特に頭を使わずとも勝ってこれたという人も多い。従って、プロになっても頭を使わない人も多いという。しかし野村監督は、だからこそ頭を使えばまだまだチャンスがあると山崎に伝えた。その結果が38歳での2冠王である。

 野村監督には色々な見方があるだろうが、チームの再建の手腕は実績からも明らかだ。そしてこの本によれば、楽天に入ってからはかなり選手に気を使った采配を取っているようだ。個人的には日本の監督の中で最も優秀だと思う。

 野球好きな人には★4つ、普通の人には★2つだが、野球好きな人しか読まないだろうから★4つ。

関連エントリー

その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

「感想メモ:野村監督に教わったこと—僕が38歳で二冠王になれた秘密—」への2件のフィードバック

コメントを残す