感想メモ:お金持ちになれる人

お金持ちになれる人 (ちくまプリマー新書)
お金持ちになれる人 (ちくまプリマー新書)
  • 発売元: 筑摩書房
  • 価格: ¥ 756
  • 発売日: 2005/07

★★★☆☆

著者は、400冊以上の著作を持ち、お金に関する本も多い邱永漢氏。
どういう人がお金持ちになるのか?
お金を増やすにはどういう方法があるのか?
と言った内容。

「貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」

起業家である著者だけに甘い言葉はなく、
実用という視点からの内容が多い。
また、株式投資や不動産投資についての説明は
簡潔でわかりやすい。

不動産というように、土地だけは動かすことのできない位置にあるので、
「一にロケーション、二にロケーション、三にロケーション」と
考えてきたからです。
一つの銘柄を買う時に一ぺんに買ってしまわないで、
二回か三回に分けて仕入れをします。
売る場合にも同じことが言えます。
すぐに私は、成長株かどうかを決める基準は
何かということに気がつきました。
第一は時の流れであり、第二は業種であり、第三は社長の器です。
「株の儲けは知恵が一〇%で、あとは全てガマン料である」

日本は、お金についての教育が
全くといっていいほどなされていない。
それどころか、お金はいやしいもので、
ガツガツするのはみっともない、
お金持ちはケチで薄情、といった固定観念がある。

しかしお金はあった方がいいのは確かだし、
なくなると困るののも確かなので、
知識を持っておいた方がいいのはまちがいない。
ということでオススメ度は★3つです。

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