感想メモ:面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
  • 発売元: 大和書房
  • 発売日: 2009/01/15

★★★☆☆

面倒くさがりだからこそ、放っておいて後々面倒なことにならないよう、先に手を打つ。

という理屈で、面倒くさい事態を回避するために生活の効率を上げる、
55のコツが書かれている。
つまるところ、ライフハック本だと読んだ。

中には、確かにやっておくとよいけれども、
本当の面倒くさがりはあまりやらないような項目もある。
例えば「面倒くさいから聞く前に調べる」とか「面倒くさいから英語を勉強する」とか。
それはさすがに苦しいかと。

この本を読んでいて考えたのは、
なぜ人は面倒くさいことに弱いのだろうか、ということ。
そもそも人間の脳は、未来の大事なことよりも、
目の前のどうでもいいことに心を奪われるようにできているそうだ。

これは重要さの判断ができないわけではなく、
時間が先になると双曲線的にその重要さを割り引いて
認識してしまうからだそうだ。
つまり、目の前のちょっとしたことに、
未来のとても重要なことが負けてしまうということだ。
(参考:誘惑される意志
ギャンブルや締め切り前の掃除などが良い例。

つまり、
「後々のことを考えて、今のうちにやってしまおう」
と考えることは、本能に逆らう難行なのだ。

だからこそ、未来の事態の重要さをしっかり認識し、
段取りをしっかり組める人は、貴重で重宝されるのだろう。

ということで、私の感想としては、
「先のことを実感をもって想像し、モチベーションを失わずに行動をする/続ける」
仕組みづくりが必要かと思った。
それには、この本にも書いてある通り、脳科学や心理学の本がオススメ。
ということで、★3つ。

今更だが、著者はレバレッジシリーズの本田直之氏。
本田氏のlifehack系の本では、脳が教える! 1つの習慣がオススメ。(監訳だが)

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