感想メモ:夜と霧

夜と霧 新版
夜と霧 新版
  • 発売元: みすず書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2002/11/06

★★★★☆

 極限での心理状態

 アウシュビッツを生き抜いた心理学者の著者が、
その極限状態の心理分析という視点でその体験を書きつづっている。

 右へ行けば死、左へ行けば生。
掛け値なしにそういった判断が何十も積み重なっている。
そんな中で人間は、人間らしさを残したまま生きていけるものなのか?
そこに自らのあり方について選択の余地があるものなのか?
自分ならどうなるだろうか?

 考えさせられる。

 どんな状況にでも人は適応してしまう、できてしまうのだという事実を
自ら身をもって確認する状況。できることなら体験せずにいたい。★4つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

コメントを残す