感想メモ:心の動きが手にとるようにわかるNLP理論

心の動きが手にとるようにわかるNLP理論 (アスカビジネス)
心の動きが手にとるようにわかるNLP理論 (アスカビジネス)
  • 発売元: 明日香出版社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2003/10/31

★★★☆☆

他人がどう世界を理解しているかわかったら、
余計な摩擦や衝突も減るし、うれしいだろう。
自分がどう世界を理解しているかわかったら、悩みややる気をコントロールできて、
これまたうれしいだろう。

NLP理論とは、簡単にいうと上のようなものだと理解した。
同じ出来事であっても、認識の仕方が違えば全く別の経験となる。
この認識の仕方をパターン化し、自分や他人がどのパターンかに応じて
効果的なやり方を選択しよう、ということのようだ。

なんだか漠然とした感じだが、説明されている対象範囲もかなり広い。

例えば、

  • 目標設定
  • モチベーションアップ
  • 信頼関係をつくる
  • 説得・交渉
  • 苦手の克服
  • 時間管理
  • チームワークを強める

などなど。キーワードは以下の通り。

  • ラポール
  • バックトラッキング
  • リフレーム
  • チャンキング
  • エコロジーチェック
  • フィードバック
  • GEOモデル

いいこと言った!と思ったのは以下の部分。

  • 経験は五感を通してつくれれ、記憶されるのです。
  • これらをNLPでは「代表システム」と呼び、視覚・聴覚・体感覚(味覚・嗅覚・触覚)として扱います。
  • しかし認識が変わると、失敗した当時は消してしまいたいような経験であっても、楽しい経験として蘇らせることができるのです。
  • 「そして」「それでね」「それから」とつなげることで、未来へと話を向けることができます。
  • 尻込みしている自分に、目標を達成したところにいる自分から、サポートするように力づける呼びかけをします。

つまるところ、心理学的なノウハウ集の本と読んだ。
様々な利用法が紹介されているツールなので、汎用性は高い。
人間関係の向上に役立てるもよし、自分の性格を理解して
モチベーション管理に役立てるもよし。

上のキーワードは、下に挙げる他の本でも出てくるので、
どれか興味が湧く本を読めばよいかも。★3つ。

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